あまり親しくない、初めて一緒に仕事をする相手には、ちょっぴり身構えてしまうもの。仕事の仕方や性格がわからないと、慣れるまで無理をしたり、モヤモヤを抱えたりすることも少なくありません。
実は、筆跡でその人の仕事のペースや気をつけていることがわかるんです。そこで今回は、「東京都」という字の書き方で、その人の仕事の仕方を判断するポイントをご紹介します。
■「東京都」で判断するポイントは3つ!
今回は筆跡の中で、3カ所の部分をチェックします。自分はもちろん、調べたい人の何気なく書いた「東京都」をゲットしてみてください。ベストはハガキや封筒などに書いた住所。メモ書きでも診断できますが、決まったフォーマットに書いたものは、項目の位置がある程度定まっているので、書き出しの位置やサイズが比較しやすいのです。
自身の字を確認する時も、投函する前にハガキや封筒の住所をぜひ確認してみてくださいね。それでは、3カ所をチェックしていきましょう。
■字の間隔で「仕事のペース」がわかる
筆跡で性格や心理が見られるのは、普段の行動傾向が字の書き方にも表れるから。例えば、大ざっぱな人は留めやハネを省いてサラサラと書き、丁寧な人は角もきっちり書いて学校で習った字をゆっくり書く、というのはイメージできるはずです。
そのイメージと同じで、字と字の隙間の広さは、その人の行動や思考のペースが表れます。狭い人はせっかち、広い人はマイペースな傾向があります。
「東京都」の字の隙間がギチギチであればあるほど、仕事もプライベートも素早くスピーディーで、行動力もあります。むしろのんびりした感覚は苦手なので、ぴったりと字間に隙間がない人と一緒に仕事をする時は、常に先回りの対応をしておくことをおすすめします。
逆に字間に1字分の半分以上隙間がある人は、"のんびりさん"なので会話もゆったり気味。急かすと慌ててしまう傾向があるため、仕事を共にする時は、こちらで細かいタスクごとに期日を設定して、ペースを作ってあげると安心です。
■並んだ横棒の間隔で「思考傾向」がわかる!
「東」や「都」の並んだ横棒の間隔に注目してみましょう。きっちり平行に等間隔で並んでいる場合は、ロジカルシンキングタイプ。一方、非等間隔でばらつきのある並びで書く人は、感性を優先する傾向があります。
パッと見て字が綺麗だなと感じるのは、横棒が等間隔で並んでいるため、スッキリと整い安定して見えるのです。等間隔で書く人は思考の傾向もスマートで、落ち着いていることが多いでしょう。この字の人と仕事で話す時は、結論から説明するなどロジカルな対応がおすすめです。
非等間隔の場合、バランスが悪く感じるものの、個性は強く見えるはず。その日の気分や感覚で物事を判断したいタイプで、勘が鋭く、感情も豊かでしょう。仕事では少々付き合いづらい面があるかもしれませんが、デザインや音楽など言葉では説明できない感覚的な分野を任せるといいでしょう。
■最後の縦棒の長さで「結果への執着心」がわかる
「都」の最後の縦線。ここを長く伸ばしている人は、何事も結果にこだわるタイプです。最後の画を伸ばす必要がないのに"あえて労力をかけて長く伸ばす"という行為が、諦めない心理を表しています。
このタイプは、簡単に言えば「頑張り屋さん」。納得いく結果を出すまでは、残業をしたり、諦めずに調査や研究をしたりと、努力を惜しみません。出世する人には、この筆跡がよく見られますので、この傾向がある人と仕事をする時はかなりの勉強や成長が望めるのではないでしょうか。
ちなみに、"最終画の縦棒が極端に短い人"というのはあまり見たことがなく、字の形として違和感がない程度の長さであれば"適度に結果を求める人"というイメージでしょう。
また、筆跡は心理によって変わります。産休前は縦棒が長かった人が、環境的に残業ができない育児期間を経て"短くなった"ということもあるのです。
■3点の筆跡ポイントをチェックして、仕事の対人ストレスを減らそう
それぞれのポイントをチェックして、相手の性格や行動傾向が読めれば、先に対処をすることができます。自分の性格との相性も考えられるので、何もわからないで接するよりも対人ストレスを軽減できる可能性があります。
10月は春に続いて人の入れ替わりが多くなる季節。新しい人と仕事を始める時は、ぜひ「東京都」と書いてもらってみてください。最初の会話のネタにもなるかもしれませんよ!