テレビ大好き芸人の橋爪ヨウコです。学生時代はテレビをたくさん見ているというだけで地位を確立し、現在も睡眠時間3時間、テレビ視聴時間12時間の“テレビをとにかく愛し!テレビにはまだそんなに愛されていない女…!” そんな私橋爪がとにかく熱い!と思っているドラマをご紹介していく連載シリーズ「こじらせハスキー・橋爪ヨウコの三度の飯よりテレビが好き!」。
今回は、SNSでも色々と話題になってる『東京独身男子』(テレビ朝日系、毎週土曜23:15~)をご紹介したいと思います!
■アラサー女子の目をしっかり保養
高橋一生さん、斎藤工さん、滝藤賢一さんという画面越しにも大人のフェロモンが香ってくる色気爆発中の3人のラブコメディということで、昭和に生まれ、平成という長い年月を独りでしっかりがっつりと走り抜けた“東京独身女子代表”の私としては「こりゃ見逃せないな!」と思い、放送前から楽しみにしていました。
高橋さん演じるメガバンクに勤務する石橋太郎、斎藤さん演じるバツイチの歯科クリニック院長の三好、そして滝藤さん演じる自身が運営している弁護士事務所所属の弁護士の岩倉和彦は、誰がどう見ても仕事も見た目も高スペックながら、「男に結婚適齢期などない!」と、A(あえて)K(結婚しない)男子生活を謳歌。
「俺らは結婚しようと思えばいつでもできる! あえてしないだけ!」と思っていたところ、アラフォーという年齢になり…ED問題、親の介護、元カノへの未練などなど、重大な岐路に立たされ、いざ結婚相手を探し始めてみたら、全くうまく行かないという…そんな3人の愛しさと切なさと心強さを噛み締められるストーリーです。
独身が長いとこんなにもこじらせていくのか…と反面教師にしなくてはいけないくらいなんですが、色々とこじらせまくっている3人が夜な夜な家に集まり、恋愛についてあーでもないこーでもないと話しながら一喜一憂してる姿は観ていてとてもかわいく、それでいて三者三様のキスシーンがあったりと、兎にも角にもアラサー女子の目の保養をしっかりしてくれます!
そして何より、出演している女性陣(仲里依紗さん、高橋メアリージュンさん、桜井ユキさん)が素晴らしい! 男子3人のワチャワチャ感とは真逆のクールな温度感が良く、しかもちゃんとツッコんでくれるので、観ていてとても心地が良いのです。
■曜日感覚を取り戻す「土曜ナイトドラマ」
ドラマ自体は、時代錯誤なバブル感というかトレンディドラマ感がちょっぴりあるのですが、洞察力も観察眼も鋭い高スペック男子たちが、実は周りからは見透かされている皮肉さが面白く「土曜の夜に楽しみと癒やしをくれてありがとう!!」と六本木(テレ朝)方面に向かって一礼したくなりました。
それにしても、テレ朝の土曜ナイトドラマ枠は、このコラムでも『おっさんずラブ』『ヒモメン』『あなたには渡さない』など沢山取り上げさせていただいているように、ものすごく私のツボをしっかりと気持ち良いほどに突いてきてくれます! 曜日でテレビを観ようとなかなか思わなくなってしまった昨今でも、私の中で「土曜だからこれを観よう!」と曜日感覚を戻してくれる貴重な枠なので、今回も最後まで楽しみでなりません。
そんな私の大好きな枠で放送中の、スペックは最高なはずなのになんだかダッサイ男たちのドラマ『東京独身男子』。第3話(5月4日放送)では付き合うなら「結婚を前提に!」と言うかずな(仲)に対して「俺にとって、かずなはぶっちぎりの2番!」と言い放つ太郎の恋の行方はどうなっていくのか!? 今後あえて結婚しないAK男子は、結婚するという選択をするのだろうか? MK女子こと“全く結婚できない東京独身女子”の私、橋爪ヨウコが最後まで見届けたいと思います!
■プロフィール
橋爪ヨウコ
1985年生まれ、群馬県出身。2014年に、ドイツみちことお笑いコンビ「こじらせハスキー」を結成し、『ウチのガヤがすみません!』(日テレ)などに出演。ピンでも『新・週刊フジテレビ批評』(フジ)に出演し、1日12時間のテレビ視聴をノルマと課す超テレビっ子。
ツイッター「@dumeko」
ブログ「橋爪ヨウコの群馬大好きなんさー」
FMがいや『こじらせハスキーのおっとろしやラジオ』毎月第1・3日曜日18:00~(再放送21:00~)
・『太田プロライブ月笑』
【日時】5月20日(月)開演19時
【場所】半蔵門TOKYO FMホール
【料金】前売1800円当日2000円
【出演】さすらいラビー、やさしい雨、宮下草薙、アイデンティティ、マシンガンズ、こじらせハスキー…ほか
・NHKラジオ第1放送『サンドウィッチマンの天使のつくり笑い』
5月21日(火)20:05〜20:55