阪急電鉄は11月1日から、神戸線にわたせせいぞう氏、宝塚線に手塚治虫氏のイラストを起用したラッピング列車の運行を開始した。宝塚線のラッピング列車は1000系1003編成を使用。1・3・6・8両目に手塚治虫作品の人気キャラクターがデザインされた。
今回のラッピング列車は、沿線のさらなる活性化や旅客誘致を目的に登場したという。手塚治虫氏は豊中で生まれ、少年時代を宝塚で過ごすなど、宝塚線沿線とゆかりが深い。ラッピング列車の先頭車(1003・1103)には、手塚治虫氏と宝塚市にある手塚治虫記念館、宝塚歌劇団の本拠地である宝塚大劇場、宝塚歌劇の影響を受けて描いたといわれる『リボンの騎士』のキャラクター、サファイアなどが描かれた。
宝塚方から3両目(1553)には、兵庫県川西市で開催される「源氏まつり」、猪名川に架かる新猪名川大橋とともに、『三つ目がとおる』『ジャングル大帝』『ふしぎなメルモ』のキャラクターを配置。宝塚方から6両目(1603)には箕面公園と服部緑地公園、『鉄腕アトム』『ブラック・ジャック』がデザインされている。
神戸線・宝塚線のラッピング列車はともに2017年11月末まで運行される予定。ラッピング列車の愛称募集も実施しており、採用された愛称は2016年3月初旬からヘッドマークとして掲出され、車体側面にもデザインされるとのこと。