こんにちは! パーソナルトレーナーの片岡です。今回は、ダイエット時に必要不可欠な「プロテイン」の活用法についてです。
プロテインとは
プロテインの名前を知らない方は、少ないと思います。「飲むと筋肉がつく」「太る」「アスリートが飲むもの」……。いろんなイメージがあると思いますが、プロテインは、飲めば筋肉が増える万能薬ではありませんし、スポーツをしていない一般の方も飲んだ方が良いメリットがたくさんあります。
第7回でもお伝えしたたんぱく質は、ダイエットにおいて最も必要な栄養素ですが、食事だけで摂(と)るには非常に難しいのです。ダイエットを目指す男性の目標たんぱく質量が、「体重×2g」です。体重70kgの方であれば、およそ140gのたんぱく質が必要となります。200gのステーキを食べる場合であれば、たんぱく質の選手量はおよそ40g。一日3回ステーキを食べたとしても、ダイエット的には物足りません。
そのたんぱく質を効率よく摂取できるのが、プロテインの最大のメリットなのです。プロテインから摂れるたんぱく質量は、およそ20g。毎食の食事にプロテインを加えることで、ダイエット成功の大きな近道となるのです!
鍛えた筋肉に最短で栄養を届ける
筋肉に必要な栄養は、食事だけでも摂ることはできますが、より速く、より効率的に届けたいのであればプロテインがお勧めです。「トレーニング直後」と「トレーニング2時間前」の2つのタイミングが、身体作りを進めて行くうえで最も摂りたい時間です。プロテインは消化吸収が速いので、トレーニング直後にダメージを受けている身体に、速やかに栄養を送りこむのに適しています。
また、トレーニング2時間前にも飲みたいところです。トレーニング前は身体を動かすうえで必要な栄養をチャージしておきたいところですが、仕事をしながらトレーニングをしている方に、2時間前に食事を摂ることは難しいです。
だからといって直前に食事をしてしまうと、胃の中に食べたものが残ってしまうのでトレーニング中に気持ち悪くなりがちです。プロテインであれば、手軽に栄養を摂れるので、摂取する時間をコントロールしやすいのです。
最近は、コンビニやスーパーで手軽にプロテイン配合の製品が購入できます。プロテインを飲んだことがない方でも抵抗なく始められると思います。プロテインそのものに慣れてきたら、大容量で飲めるパウダータイプを購入していただくことをお勧めします。プロテインを味方につけ、効率的にダイエットを進めましょう。
Vシットの正しい方法を学ぼう
ある程度、腹筋の筋力が付いてきた方にはこの種目。「Vシット」の正しいトレーニング法をお伝えします。
この種目は腹筋に強烈な刺激を与えていきます。「クランチ」や「ニートゥチェスト」では物足りない方はぜひこちらにチャレンジを。
(1)あお向けになり、両手両足を伸ばしておく
(2)身体をV字に折りたたみ、両手と両足を近づける。腹直筋(腹筋の真ん中)を強く収縮させながら起き上がる。戻す際のスピードに注意する。
各10回で3セットを目標にしましょう。
あなたのダイエットのきっかけとなれば幸いです。
執筆者プロフィール: 片岡 弘道(かたおか ひろみち)
パーソナルジムH-BASE代表
1989年茨城県生まれ。大学在学中にフィットネスクラブのトレーナーとしてフィットネス業界のキャリアをスタート。その後パーソナルトレーナー、スタジオインストラクターを経て2017年に独立。「運動嫌いでも通えるジム」をテーマに吉祥寺に「パーソナルジムH-BASE」を立ち上げる。月間200本のセッションを担当する人気パーソナルトレーナー。
2019年4月10日に新宿店を新規オープン予定。
■パーソナルジムH-BASE