子どもの中には、野菜嫌いな子がいるように、シャンプーが嫌いな子もいる。シャンプーが目に入り痛い思いをした、シャワーの水が耳に入って辛かった、といったことが原因だ。一度、シャンプーが嫌いになった子は何日もの間、頭を洗わないでいることもある。頭を洗わなくても死ぬことはないのだが、親からすると身だしなみは最低限整えて欲しいもの。特に、これからの季節は暑くなるので、できればこまめに頭を洗ってもらいたいのである。そんな悩みを持っている親に、ツインバード工業の頭皮洗浄ブラシ・モミダッシュ NEO「SH-2797S」はオススメしたい商品だ。
この商品は電動で頭皮を洗うブラシだ。先日、私がモミダッシュ NEOに触っていると、娘が興味を示して寄って来た。
「私も使う~」
などと言って、泡立てている。モミダッシュNEOを使うのが楽しいらしい。娘は小学校5年生。昔ほどではないが、今でもそんなにシャンプーが好きではない。にもかかわらず、モミダッシュNEOを使い始めてから、自分から進んで頭を洗っている。
ブラシ部分にシャンプーをたらしスイッチを入れると、ブラシが揉み手のように動く。このウニャウニャした動きが楽しいらしい。しばらくすると、手品のように泡がブラシを覆うのも子供の好奇心を刺激するらしい。結局、頭を洗っている時間は以前と変わらず短いのだが、ブラシで長い時間、遊んでいる。親としては、それはそれでいいと思う。遊び半分でも、自分から頭を洗いたいと言い出したことがうれしいのである。お子さんがシャンプー嫌いで悩まれている方はモミダッシュNEOを使ってみるのも手かもしれない。楽しみながら洗ってあげたら、シャンプーが好きになる可能性もあるのかな、と私は思う。
前機種よりも改良されたモミダッシュ NEO
モミダッシュNEOの前機種にモミダッシュPRO「SH-2793PW」というものがある。両者を比較すると、新機種であるモミダッシュNEOのほうが、泡立ちが良い。なぜか。改良点のひとつにスポンジがある。直接ブラシを本体につけていた前機種に対して、モミダッシュNEOではブラシの下にスポンジをおいた分泡立ちが良くなっているのだ。ブラシの揉み加減はモミダッシュNEOのほうが柔らかく優しい感じがする。シャンプー時には、強く刺激する必要はないので、このくらいの強さで充分なのではないだろうか。頭皮への刺激を求めるのなら、ケア用のブラシで、ローションなどを使って、頭皮の揉みほぐしをするといいだろう。
髪の手入れというと、とかく髪の毛に目が行きがちだが、髪の毛だけでなく、頭皮まで含めてケアするのが良いという。そういう私自身もトリートメント剤は比較的高価なものを選んでいるし、枝毛がでないように気を配っている。でも、根もとである頭皮、こちらもケアするほうがより髪は健康になるのではないだろうか。頭皮までしっかりケアするという点でもモミダッシュNEOはオススメである。
使い勝手は良い
使い終わったら、ブラシをはずし、スポンジや本体などを水洗いすればOK。後は、水気を切って、本体は乾いたら充電台に置く。モミダッシュNEOは充電式になっており、約2時間で充電が完了する。満充電しておくと、約20分間使用できる。充電器は洗面台に置いても邪魔にならない大きさである。充電を含め、使い勝手は上々で、お手入れがラクなのも良い。ブラシの着脱は若干慣れるまで力がいるが、特別難しいわけではなく、誰でもできる。取扱説明書に書かれたとおりにすれば難しくはない。
なにより、泡立ちが以前の機種よりも改善されたモミダッシュNEO。子どもと一緒に使っても楽しい商品だ。子どもは大人が見過ごすようなことでも、意外と面白がる。ブラシから泡が出ることくらいで、なぜ30分も楽しめるのか。大人の私には不思議だ。と言いつつも、子どもが面白がっている姿を見て楽しんでいる私がいる。子どもと使うことで、モミダッシュNEOの楽しみ方も広がることは確かなのである。
本体のフックにブラシを引っ掛ける |
イラスト:YO-CO