ここ何年か、ネイルアートにこだわる女性が増えている。爪にラインストーンといって宝石のような石をつけたり、蝶やハートの模様をあしらったりとさまざまだ。最近は足の爪にも派手な装飾をしている人を見かける。以前読んだ本には、「断言できますが、ネイルアートが好きな男子なんていません! 」と書いてあったそうだ。本当か? 女性としては、爪の先まできれいにしておきたいのに、男性から見るとそれはいらぬ努力なのか。
実は、私もネイルアートをしている。といっても、長い爪だと家事などがしづらいから、着脱できるタイプのものを使っている。家にいるときは外し、外出する前につける。ネイルアートは私のように必要に応じて着脱して使う人もいる。が、ネイルサロンに行って、ずっと着けっ放しにしておくタイプのものを利用している人も多い。そういう人って、シャンプーはどうしているのだろう。長い爪のままでシャンプーをしたら、爪が傷つくし、折れてしまうのではないのだろうか。
ツインバード工業の頭皮洗浄ブラシにモミダッシュ NEO「SH-2797S」というものがある。疑問は晴れた。これは頭皮を洗うための商品。スイッチを入れると、洗浄用のブラシが動きだし、頭皮を揉み洗いしてくれるのだ。ブラシ部分にシャンプーをつけ、泡立たせる。本体を握って、頭皮全体に行き渡るようにブラシを動かす。これなら、指は髪にあたらないので、爪が折れる心配もない。ネイルアートをしている人の中には、このような頭皮を洗うブラシを使っている人が多いのではないかと思う。
美容室のシャンプーはなぜ気持ち良いのか
美容室に行くと、髪の毛を切る前にシャンプー台で髪を洗う。たいていどの店のどの人に当たっても皆上手で気分が良い。プロなんだから、上手いのは当たり前ではある。でも、美容室のシャンプーが気持ちいいのは、自分ではない他の人に洗ってもらうからなのではないだろうか。本体を手に持ってブラシ部分を頭にあてて使うモミダッシュ NEOでは、ブラシが頭皮を揉み洗いしてくれる。自分でブラシを持って動かすので、美容師に洗ってもらうのとは感覚が違うのだが、自分以外の他者に洗ってもらっているような感覚はある。それがなんともいえず爽快である。
実は使う前は不安があった。汚れが残るのではないか。髪が傷むのではないか。この2つが心配のタネだった。でも、全く問題ない。何回か使っているが、洗い上がりはさっぱり。翌日、汚れが残って頭がかゆくなったことはない。しかも、今のところ、髪が傷んでパサパサになるということも起きていない。
頭皮洗浄ブラシ モミダッシュ NEO「SH-2797S」はブラシが3種類ある。洗浄用が2つとケア用が1つだ。洗浄用のブラシはノーマルとソフトに分かれる。しっかり揉み洗いをして欲しいのなら硬めのノーマル。優しく洗うのが好みならソフトを使うといい。私はハードのほうが好みだが、娘はソフトのほうがいいと言っていた。どちらがいいのかはそれぞれの好みのようである。
ケア用のブラシは、頭皮のもみほぐしのためのもので、特に毛髪剤を使っている人にオススメである。育毛剤や養毛剤の浸み込みを良くするには、頭皮をもみほぐしておくと良いといわれている。付属するケア用ブラシでは、突起している部分がシャンプー用と比べて大きいため、指で揉まれているかのような感覚が得られる。もちろん私は育毛剤を使わないが、試しに頭皮にあててみると、ほどよい刺激があって気持ちよかった。
お値段はマイコミジャーナルの価格情報では、1万2,800円(7月上旬)となっていた。電動でないただのシャンプー用のブラシならもっと安価に出ているが、なにしろモミダッシュは電動である。洗い心地が気持ちいいし、髪の毛もからまない。使っていて楽しいのである。安いかどうかは人によって感覚が違うが、お手頃だといえる。
イラスト:YO-CO