近所の主婦の家に行って驚いたことがある。それは先日、仕事でつくばに行った日のこと。仕事が片付き、帰りの駅に向かう途中で着信履歴をチェックした。娘から電話が3回もかかっていた。留守電を再生すると、娘のべそをかいている声が聞こえる。小学生になってから、あまり泣かなくなった娘。一体、彼女に何が起きたんだ? 娘は涙声でモゴモゴしゃべっているから聞き取りにくい。
「カギを忘れたの……、おうちに入れない」
あらら、なんてことだ。しかし、ここはつくばだ。家に着くまでは1時間以上もかかる。
なにはともあれ、まずは娘に電話をかけた。娘の話によると、同じマンションに住んでいる仲良しの友達は家にいないらしい。ひと通り話を聞いて事情はわかった。娘は冬の寒空の下、マンションの前で途方に暮れているらしい。私は近所の主婦宅に電話をかけた。
「私が東京に戻るまで娘を預かってくれない?」
近所の主婦は快くOKしてくれた。
冷蔵庫で差がつく主婦の実力
子どもがまだ幼い頃は主婦同士、互いの家をよく行き来していた。子供を遊ばせながら、リビングでお茶と菓子をいただく。幼稚園のこと、進学する小学校のこと、家庭のことなど、話題は尽きることがない。おしゃべりをするのが楽しかったのである。ところが、子供が小学校に入ると、子供同士が勝手に遊ぶようになり親は同行しなくなった。
その主婦宅に行ったのは久しぶりである。お宅に上がり、キッチンに入ったのだが、我が家とは"違う"のである。何が違うって、一番大きな違いは冷蔵庫の中。食品がたくさん詰まっているのだけれど、汚れがないのである。ドアもこまめに拭いているのだろう。薄汚れた感じがしない。棚には汁のこぼれた跡が皆無。ぐうたら家の冷蔵庫に良くある「ひなびた林檎」とか、「芽の生えた玉葱」はもとより、食べ物の残片すら一つも見当たらないのである。久しぶりによその家の冷蔵庫をのぞいたせいか、驚きも大きかった。
私の友人の多くは空気清浄機を持っている。掃除をきちんとするだけでなく、空気もきれいにしたいらしい。主婦の清潔へのこだわりは高まっていることは確かだ。でも、意外とキッチンの空気って見落とされがちなもの。こだわりの対象から外されていることがよくある。食べ物のカスやまな板など、雑菌のもとになるものやカビを繁殖させるのに好都合なものがキッチンには多い。冷蔵庫は食物を保存する大切な場所だ。清潔さにこだわっている人も多いが、意外と冷蔵庫を清潔に保つことって忘れ去られやすい (私だけ?)。
ともあれ、そんなぐうたら主婦にとって魅力的な商品があった。それが、ナショナル冷蔵庫「コンパクトBiG」だ。冷蔵庫内の冷気をクリーンにしてくれる冷蔵庫だ。どうやって、冷蔵庫の中の空気をキレイにしているのか? それは世界初「光Ag除菌」と「スーパーアレルバスター」の働きのおかげなのである。
ウイルスもカビにも効く
もともとAg+(銀イオン)にはすぐれた抗菌作用があるといわれている。「コンパクトBiG」に搭載された「Ag除菌フィルター」に青色LEDの光を照射すると、フィルターの表面上で化学反応が起こり、より分解能力が高い「ヒドロキシラジカル」が発生するという。これが働いて、冷気に潜む菌を99.9%減少させることができる。さらに、空気清浄機などで使われているスーパーアレルバスターも搭載したことで、細菌だけでなくカビやウイルスの活動を抑制することもできるという。
ところで、病気の原因として「ウイルス」や「細菌」といった言葉を耳にするが、両者の違いをご存知だろうか。先日、仕事で獣医師にお話をおうかがいする機会があった。そのときの先生が言うには、細菌は自分自身で細胞を持っていて、自分で細胞分裂して増えていくもの。一方のウイルスは細胞を持っていない。ほかの生物の細胞に入り込んで、その細胞のなかでウイルスのコピーが作られるのだ。自分の細胞があるかどうかが大きな違いなのである。この話を聞いて、なんだかウイルスって不気味だと感じてしまった。しかも、大量のウイルスにより細胞は破裂して死ぬのだが、このときウイルスが飛び出して他の細胞に入り込むのだ。これを繰り返して、ウイルスは増えていく。抗生物質は細胞を持っている細菌には効くが、ウイルスには効かないというからなおイヤな感じがする。
「コンパクトBiG」ならば、細菌もウイルスも両方の繁殖を抑えてくれるからうれしい。ただし、すでに食品についているカビなどをやっつけるものではないし、こぼしてしまった煮物の汁を自動でお掃除してくれるものでもない。キレイにする対象は冷気である。それでも、効果は大きい。冷気がきれいになれば、空気中を浮遊するカビの菌も減る。親としては子供にはなるべく菌がついていないものを食べさせたいのだ。他にも便利な機能はたくさんある「コンパクトBiG」。次回、詳細を紹介させでいただきたい。