すっかりドルツ・リニア音波ハブラシが気に入った娘。相変わらず歯みがきをひんぱんに行っている。気持ちがいいようだ。

この歯ブラシのラインナップはEW1044、EW1045の2種類。私達親子が購入したのは品番がEW1044のほうだ。歯ブラシが2本、ブラシスタンドが1つ付いている。EW1045はEW1044に加え、携帯ケースが付いている点が違う。通勤バッグに入れて、昼休みランチのあとに使いたいという人はEW1045のほうが便利だ。さらにマッサージ用のシリコン歯ブラシ--毛先の部分がシリコンになっていて歯ぐきをマッサージするのに適したブラシが付いている。歯ぐきのマッサージをしたい! 歯周病には絶対なりたくない! という人はEW1045がオススメだ。歯ブラシはネックのところが1本は青色、もう1本は白色になっている。使う人によって色を決めておけばどれが自分の歯ブラシだかわかるのだ。娘は青が良いと言うので彼女に青をゆずった。

使い方は簡単。スイッチを入れて歯に当てればよいのである。強く当てすぎても押し付け圧が強すぎるとブラシの動きが弱くなる。押し当て過ぎ防止機構が付いているので安心だ。

便利なのは「みがき時間お知らせタイマー」。この歯ブラシは使っていると気持ちいいからついつい長く歯みがきをしてしまう。もちろん、何ごともやりすぎは良くない。この歯ブラシはスイッチをオンしてから約30秒ごとに長めに1回、約2分ごとに短めに2回、動作が一時的に止まる。取扱説明書のアドバイスによると、左下の歯を表側、かみ合わせ部分、裏側と30秒かけてみがく。そのとき、「みがき時間お知らせタイマー」を目安にするとわかりやすいのだ。次に右下、左上、右上と順番にみがいていく。それぞれ30秒ずつ4箇所をみがき終わるのに要する時間は2分間。短く2回動作が止まるお知らせタイマーが目安になるわけだ。終わってみると、みがき残しナシでさっぱりするのである。

母はうるさいオバサン?

娘が歯みがきを好きになってくれて、何より安心なのは虫歯になりにくくなることだ。半年前のある日、娘は歯が痛いと私に訴えた。虫歯だ。かかりつけの歯科医に診てもらったところ3本治療が必要な歯があり、その中の1本はかなり進んでいるという。神経を抜かなくてはならないと歯科医は言う。そんなにひどくなるまで気づかなかった私は母親として何をやっていたのだ? しっかりと歯みがきをさせるのは母親の務めとばかりに、この頃から私は娘に歯みがきをするように口うるさくなった。

親としては子供に大きな声を荒げるのはうれしいことではない。できれば仲良くしていたいものだ。でも、虫歯にならないためには歯みがきが必要なのだ。本人のためだと思って言うのだけれど、治療が終わった娘は歯が痛かったことなんて忘れている。そして、娘にとって母親である私はただの口うるさい人になっていた。

充電器。歯ブラシを2本乗せられるようになっている

充電中はランプが赤色。終了すると緑色になる

底面は平ら。このまま充電器の上に乗せれば充電ができる

お手入れがラクなのもいい

この歯ブラシは充電方式だ。充電の催促ランプが付いたら残りが少なくなった証拠だ。充電器が付属品として付いているので、写真のように上に本体を乗せてあげればよいのである。底にピンなどが付いていないので乗せるのも簡単。本当にたやすく充電ができるのだ。夜の歯みがきが終わったあと、充電器に乗せておけば朝には充電が完了しているはずだ。本体の底の部分をのぞいて見ると、無接点充電方式なので平らなのである。凹凸がないから掃除が楽なのも良い。手入れがラクといえば本体もそうだ。本体と付属のブラシは、水で丸洗いしても大丈夫なのだ。こちらもお手入れがラクなのである。

ブラシは山切りカットになっているので歯と歯の間にもきっちりとおさまる感じがする。さらに、ブラシのヘッドは小さく、グリップからブラシまでネックがカーブしている。すみずみまで気が配られているカタチだからか、歯の奥までしっかりと届くのが使っていてわかる。

歯周病を予防すれば、年をとっても入れ歯をせずに自分の歯でかむことができる。歯医者の治療代を考えたら高くない。私はぜひともオススメしたい。本当に気持ちいいから、試してみて! と言いたいのだ。 (イラスト:YO-CO)