扇風機というと、なんだかおしゃれな感じがしないという人がいる。昭和のなかごろ、まだエアコンが普及していなかった時代、どこの家庭にも一台扇風機はあった。そんな古いイメージが扇風機には根付いているからかもしれない(あくまで、これは私個人のイメージである)。
この「髪サラ」アロマシリーズは、そういった扇風機に対する偏見をとりのぞいてくれる商品だといえる。女性にうれしい機能が満載だ。同じ扇風機なら、こだわって買いたい。そんな女性に適した商品ともいえる。風呂あがりに体を冷やしながら髪の毛を乾かせるこの機能。使ってみると、考え出した人はエラい! とほめて差し上げたいくらい便利なのである。パソコンで作業をしながら髪に風を当てれば、いつのまにかサラサラに仕上がるところもラクだ。
話は変わるが、フリーで仕事をしていると、仕事が忙しい時期とそうでないときがある(私の場合)。今は落ち着いたが、ここのところぐうたら主婦は時間が足りない状態が続き、3時間睡眠の日が続いていた。何とかしなければ体を壊してしまう。そう思って、ある対策を施した。
トヨタ方式を家庭で応用して対策
話は変わるが、トヨタ自動車で行われている仕事のやり方、いわゆる「トヨタウェイ」は世界から注目されている。ぐうたら主婦は電機メーカーに勤めていたのだが、実をいうと、「ジャストインタイム」「ムリ・ムラ・ムダ」「カイゼン」などは私たちも実施していた。
睡眠時間が少なくなっている状況下、私はふとメーカーにいたときのことを思い出した。まさにこんなときは仕事のやり方における「ムダ」の排除、「カイゼン」が必要なのだ。自分の仕事ぶりを見直そうと、私は一日の生活を振り返ってみた。炊事、掃除、洗濯など、ムダがあったら減らしたい。
朝一で行う洗濯については週に3回程度しかやっていないので、これ以上回数は減らせない。風呂も不潔になるから回数を減らすのはだめだ。炊事においては、子供の栄養バランスを考えたら手を抜きたくない。もはや私の生活はカイゼンの余地がないのか。
いや、大丈夫。あったのだ。私は打合せや取材などで外に出るとき、支度に2時間かけていた。くせ毛をストレートな髪に仕上げるためシャンプーとブローで1時間以上もの時間がかかるのだ。
そこで、髪の毛に縮毛矯正をかけてストレートヘアーに改造してしまえばいい、と思いついたのだ。縮毛矯正とは薬を使って髪のくせをまっすぐに矯正してしまうもので、美容院に行けばやってもらえる。効果てきめん。ストレートアイロンを使わなくても髪の毛はまっすぐ。髪の手入れにかかっていた時間を大幅に短縮できた。支度はメイクにかかる時間だけでOK、30分程度で済むようになり、1時間半の工程短縮に成功した。
そんな私に「髪サラ」は好適だ。シャンプーをした後、メールをしながら風に当たれば、ブロー終了である。
扇風機なのに香りを楽しめる
そして、この商品が徹底したこだわりを持っているのは、アロマケースがついていることからもわかる。付属品としてついている小さなカップは、写真のように扇風機の前面に取り付けて使う。この白いカップの中に市販のアロマオイルをたらす。すると、風とともにいい香りが漂ってきてかなり気分がいい。アロマオイルにマイナスイオン。ぐうたら主婦の心はくすぐられっぱなしである。
ただし、ドライヤーは暖かい温風でなければ意味がない、という方もいらっしゃるのではないだろうか。「髪サラ」アロマシリーズは扇風機なので、送られてくる風は冷たい。縮毛矯正したストレートヘアーは冷風だけできれいに決まる。でも、きちんとセットをしたいのなら、温風でないとキツい。そんな方には「髪サラスリム」をオススメしたい。
こちらは縦長のファンになっており、冷風だけでなく温風を出すこともできる。「髪サラ」同様、マイナスイオン機能、鏡が付いている。スイッチをオンすると椅子に腰掛けた私の頭の部分に向かって温風が出てくる。
さらに、もうひとつ「マイナスイオンドライヤー扇風機には、「髪サラスリム」miniがある。これは冷風のみのファン。コンパクトサイズなので、机の上において使うと便利だ。
価格はマイコミジャーナルの価格情報(8月13日)で、「髪サラ」リモコンつきは5,280円~、平均価格6,127円。リモコンなしで4,900円~、平均価格5,323円である。「髪サラスリム」は6,999円~、平均価格は8,286円。「髪サラスリム」miniは3,380円~、平均価格3,903円である。用途に合ったものを選ぶといいだろう。
本来は女性向けの商品だが、パートナーと冷房の設定温度でもめている男性にもオススメしたい。冷房の設定温度を彼女好みの高めにしてあげて、彼女をいたわっていることを思いっきりアピール。自分は「髪サラスリム」miniの風で涼めばよいのである。しかも髪の毛はサラサラになるというおまけもついている。