群馬県のライバル県を紹介します。群馬県といえば北関東に位置すしており近郊産地として多品目の野菜が栽培されているほか、草津温泉や伊香保温泉などの温泉地や、世界遺産の「富岡製糸場」など観光スポットが充実。
そんな群馬県にライバルがいるとすればどの都道府県なのでしょうか。アンケート結果を元にランキングにまとめました。
群馬県のライバル県ランキング
群馬県のライバルはどの都道府県だと思うのか、先の質問で「ある」と答えた方に聞きました。結果をランキングにしてご紹介します。
- 1位:栃木県(59.6%)
- 2位:茨城県(18.6%)
- 3位:埼玉県(6.4%)
- 3位:長野県(6.4%)
- 5位:北海道(1.6%)
- 5位:青森県(1.6%)
- 7位:福島県(1.1%)
- 7位:新潟県(1.1%)
ここからはランクインした都道府県の概要と、アンケートに寄せられた「ライバルだと思う理由」についてご紹介します。
1位 栃木県(59.6%)
群馬県のライバル県ランキング、約6割の票を集め、「栃木県」が1位となりました。群馬県の東隣に位置し、同じように海のない内陸県の栃木県。近郊産地として多品目の野菜が栽培されており、かんぴょうやこんにゃく芋が名産となっているほか、宇都宮餃子にも使われるにらは全国2位の生産量となっています。
栃木県一帯は、冬になると乾燥した「空っ風」が吹くことでも有名です。ぐんと冷え込む冬も風が吹くために農作物が凍らず、甘みがしっかり蓄えられるといわれています。そして、栃木県といえば「日光東照宮」。「日光の社寺」として世界文化遺産に登録され、約37kmにもなる世界一の杉並木もあります。
ライバルだと思う理由
- 「北関東の群馬県、栃木県、茨城県はライバルだと思う。ただ、茨城県は海側なので少し違っていて、群馬県と栃木県は人口の規模も似ているのでライバル」(40歳男性)
- 「東京から同じくらい離れていて、雰囲気が落ち着いている点などが似ていると思ったので」(45歳男性)
- 「隣同士なので、たまに位置を間違えてしまう。温泉や自然が多いところが似ているので」(48歳女性)
- 「北西に山があり、海がないことなど同じ。県民の気質も似ていそうな気がする」(66歳男性)
- 「群馬県が草津温泉なら、栃木県は鬼怒川温泉」(51歳女性)
2位 茨城県(18.6%)
2位は「茨城県」でした。群馬県と同じ、北関東に位置する茨城県。琵琶湖に次ぐ全国2位の広さの湖「霞ヶ浦」や、日本三名園のひとつ「偕楽園」、世界最大の青銅製大仏「牛久大仏」、広大な敷地の「国営ひたち海浜公園」などがあります。
太平洋側には大津、日立、那珂湊、大洗など活気ある漁港があり、茨城県の漁獲量は北海道に次ぐ全国2位。いわしやさば、しらす、あんこう、ひらめなどが水揚げされています。また、近郊産地として農作物も多く栽培され、メロンの生産量は25年連続日本一を誇ります。
ライバルだと思う理由
- 「都道府県魅力度ランキングの順位が似ている印象なので」(43歳男性)
- 「どちらも魅力的で住みやすい土地だと思う」(47歳男性)
- 「テレビ番組でよく競い合っているから」(51歳女性)
- 「ライバル関係にあるが、茨城県には海があるので群馬県に一歩リードかと」(66歳男性)
3位 埼玉県(6.4%)
3位は「埼玉県」でした。群馬県の南側に位置する埼玉県。東京都、神奈川県、大阪府、愛知県に次いで、人口が5番目に多い県です。東京のベッドタウンとなっており、行政機関や企業、ホテル、大型商業施設が集合した「さいたま新都心」などにぎわいのあるエリアがある一方、近郊産地として畑が広がるエリアも。
代表的な観光地は、国の名勝・天然記念物になっている「長瀞渓谷」、江戸の町並みが保存された川越、春の芝桜が大きな話題を呼ぶ「羊山公園」などがあります。また、豪華絢爛の屋台が登場する大迫力の「秩父夜祭」は、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。
ライバルだと思う理由
- 「気候が似ている。風が強くて、空気が乾燥していて、夏が暑い」(59歳女性)
- 「隣同士で、どちらにも海がない。いつも比べられていると思う」(58歳女性)
- 「埼玉県北部に住んでいる人は、群馬県の前橋や高崎に出かけていくので」(53歳男性)
3位 長野県(6.4%)
3位には「長野県」も入りました。群馬県の西隣に位置する長野県。群馬県との県境付近には浅間山などの山々が連なり、高原リゾートとして人気の軽井沢エリアも広がっています。長野県には「日本の屋根」ともいわれる日本アルプスが走るなど、登山愛好家には見逃せない場所に。
観光地では、国宝となっている「松本城」や「善光寺」などが代表的。野沢温泉や湯田中温泉など、歴史ある名湯もそろいます。長野県のグルメには、信州そばや信州みそ、おやき、栗を使った菓子、りんごなどがあり、安曇野のわさびも有名です。
ライバルだと思う理由
- 「以前テレビ番組で見たことがあり、群馬県民が一方的にライバル視しているのかなと思ったので」(62歳女性)
- 「長野県民は群馬県に遊びに行く機会が多いので」(53歳男性)
- 「県境には軽井沢があるし、温泉もどちらも有名どころがあるから」(77歳男性)
5位 北海道(1.6%)
群馬県のライバル県ランキング、5位は「北海道」でした。東京都の約40倍という広大な土地に、観光名所が点在している北海道。東日本最大の歓楽街・すすきの、田畑がパッチワークのように広がる富良野、世界自然遺産に登録されている知床など、どの土地も個性豊かで魅力は尽きません。
北海道といえば、新鮮な海の幸も外せません。太平洋、日本海、オホーツク海から揚がるのは、鮭、ほっけ、かに、ほたて、いくら、うになど。「さっぽろ二条市場」、「函館の朝市」、「小樽三角市場」などではこれらを海鮮丼などで楽しめ、多くの観光客でにぎわっています。
5位 青森県(1.6%)
5位には「青森県」も入りました。世界遺産の白神山地をはじめ、奥入瀬渓谷や八甲田山など、豊かな自然に触れられる青森県。桜の名所である「弘前城」や、浅虫温泉、酸ヶ湯温泉などの秘境ムードあふれる温泉地も人気です。夏に行われる「青森ねぶた祭」は国の重要無形民俗文化財に指定され、多くの観光客を呼んでいます。
青森県は野菜の生産額が東北一とされており、なかでもにんにくやごぼうの出荷量は全国1位。りんごは全国に出まわるりんごの半数以上が青森県産とされ、津軽地方を中心に栽培されています。雪解け水が注ぎ栄養豊富な陸奥湾では、ほたての養殖も盛んです。
7位 福島県(1.1%)
7位は「福島県」でした。群馬県とは、西寄りの一部地域で接している福島県。県境には尾瀬国立公園が広がっており、水芭蕉の光景が有名な尾瀬ヶ原は福島県と群馬県の両方にまたがっています。ほかにも磐梯山や猪苗代湖など、自然に触れられるスポットが充実。
福島県では盆地ならではの寒暖差を生かして、果物栽培が盛んです。桃、すもも、梨、柿、さくらんぼなどがその代表格。「こしひかり」などの米の栽培も行われています。ご当地グルメではあっさりとしたスープとシンプルな具が特徴の喜多方ラーメンが人気です。
7位 新潟県(1.1%)
7位には「新潟県」も入りました。群馬県とは、南部で接している新潟県。温泉が豊富な群馬県と同様に、新潟県にも越後湯沢温泉や月岡温泉など全国的に有名な温泉地があり、苗場や湯沢高原に代表されるスキー場も充実しています。
新潟市は白鳥の飛来地にもなっており、その数は全国1位。潟湖(せきこ)のひとつ「佐潟」は貴重な水生植物も見られる地としてラムサール条約に登録され、保全されています。また、トキの生息地である佐渡島では、2024年に「佐渡金山」が世界文化遺産に登録されました。
群馬県のライバルは、北関東の栃木県と茨城県
群馬県のライバル県ランキングをご紹介しました。1位「栃木県」、2位「茨城県」、3位「埼玉県」、「長野県」という結果になりました。ご自身のイメージと照らし合わせてみていかがでしたか?
票の6割近くを占めたのが、栃木県。海のない内陸県であること、北部に山が連なり、平地では近郊産地として多品目の野菜が栽培されていること、都心からの所要時間が似ていることなどが理由に挙げられています。
同じ北関東には茨城県もありますが、茨城県には海があるという点でライバルとは言えないのではという声も。それでも2割近い票を集め、3位となりました。
ライバル視する理由は人それぞれ。あなたも、出身地や今住んでいる地域にライバルがいるとすればどこなのか、考えてみませんか。
調査時期: 2024年11月28日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計301人(男性: 226人、女性: 75人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート