日中は互いに仕事を持つ共稼ぎの舞込夫婦。もちろんどんなに株価が気になっていても、さすがに仕事中に株価の動きをチェックすることはできない。しかしそれでは売買のチャンスを逃すのでは……と、悩んでいたところへ、マイカブ君が証券会社などから提供されているアラート機能について解説してくれることに。日中忙しくて株価をチェックできない人や売買のタイミングを逃したくない人に、オススメの機能を活用してみよう!
主な登場人物
舞込さとし(32歳)・まゆみ(28歳) 結婚3年目に突入した舞込夫婦。そろそろ子どもも欲しいけれど、お金もかかるし面倒か……と、ついつい会社以外ではぐうたらと過ごしてしまう2人 |
マイカブ君(年齢不詳) 舞込夫婦のパソコンから突如として現れたネット株の妖精(?)。ネット株の便利さを伝えるために奔走しているが、お化けと間違えられる日々 |
※この物語はフィクションであり、実在の人物、団体とは関係がありません。
売買のタイミングを逃さないためにも、アラート機能を活用しよう!
ある平日のお昼時、一緒にランチをとっていたさとしとまゆみの話題は、やっぱり株関連が中心のよう。ふと、株価をチェックするタイミングへと話しが流れ、さすがに仕事中には株価チェックはできないので、お互いにランチタイムか休憩時になってしまうことがわかる。しかし、それでは売買のタイミングを読むことが難しくなると考えた2人は、何かいい方法がないか、マイカブ君に相談してみることになるが……。
さとし、ここ空いているわよ~!
は~い、今行くよ~。
ふぅ、たまには2人でランチもいいわね。
お天気もいいし、よかったね!
ところでさとし、次に買う銘柄決めた~?
う~ん、実はまだ悩んでいるんだよね。
どうして? シーズンストックにするって言ってなかった?
市場全体の動きが微妙だから、買い時をじっくり検討しようと思って~。
また~難しく考えすぎると、タイミング逃しちゃうんじゃないの?
いくら僕でもそんなことできないよ~!!
そうよね~仕事中には無理よね~。
まさかまゆみ、勝手に見てるとか……?
まさか! ランチと休憩の時だけよ~。
でしょう? 当たり前だよね。
でも、日中忙しくしていると、売買のチャンスを逃しそうで不安になるのよね~。
まぁ、それはわかるけど。仕方ないよね?
うぅ~。希望の条件になったら勝手に売買してくれて、儲けられる機能とかあればいいのに~!!
また、勝手なこと言ってるカブ?
あ、マイカブ君。さすがにそんな機能なんて、あるわけないよね!
そこまで都合のいい機能はないけど、忙しい人にピッタリの機能ならあるカブ!
えっ、それってどんな機能なの?
証券会社などで提供されるサービスで、主にアラート機能って呼ばれているよ。
アラートってことは、指定した条件を満たすと、メールで教えてくれるとか?
大正解~!! じゃ早速、SBI証券のアラート機能「スマートアラート」を例に、条件の登録方法を説明するよ!
お願いしま~す!
「アラート条件設定」画面から「アラート条件(「株価」・「前日比(%)」・「出来高」)」、「目標値」、「通知設定」を選択または入力し、「設定」ボタンをクリックすれば完了! |
登録した条件になると、サンプル画面のようなメールが届く |
※スマートアラートを利用する場合には、あらかじめメールアドレスの登録が必要になります。SBI証券のホームページにログインした後、「口座管理」画面の「Eメール通知」から登録手続きを行ってください。
なるほど~! こんな機能があれば、日中忙しい人でも安心だね~。
さっそく登録しておかなきゃ!!
SBI証券のスマートアラートの場合、条件を最大100件まで登録できて、登録条件が株価だけじゃないところが特徴なんだよ!
メールは、リアルタイムで届くのかな?
もちろん!
どの証券会社にもある機能なのかしら?
残念ながら、全部の証券会社でこのサービスが提供されているわけじゃないから、まずは自分の口座がある証券会社をチェックしてみる必要があるよね?
証券会社を選ぶときの一要素にもなるよね~。
あとは、タイミングをみてパソコンやモバイルから売買すればいいのか~。
まゆみはメールが気になって仕事に集中できないんじゃないの?
そ、そんなことないわよ!!
あやしいカブ……。本業をおろそかにしちゃダメだからね?
大丈夫だって! メールがきたら、さとしに転送すればいいもの。
僕も仕事中なんですけど……。
やれやれ……。
予告
証券会社のホームページからの売買にもだいぶ慣れてきた様子のさとしとまゆみ。そこでマイカブ君は新たに、各社から提供されるトレーディングツールの使い方を教えることに。それぞれの特徴を比較して、自分に合うツールを選んでみよう!
※「株式用語の基礎知識」では、株式投資に関する疑問や質問などを随時募集しています。こちらから気軽にお送りください。
イラスト : 岩井勝之