「カジュアルな服も格好良く着こなしたい」。一度はそう感じたことはありませんか? カジュアルな服を選ぶと、「家着」になってしまう……。そうしたお悩みを抱えている人も多いかもしれないですね。
今回は編集部女子のTさんの変身を通じて、その理由をお伝えします。
骨格が大きいナチュラルタイプ
「カジュアルなスタイルが似合う」「女性らしいキュートなファッションが似合う」「スーツスタイルがバッチリと決まる」など、似合うファッションスタイルは骨格のタイプによっても変わります。それは、骨格のタイプによって筋肉や脂肪のつく位置、筋肉や脂肪の質感が変わってくるからです。では、早速検証していきましょう。
Tさんの骨格のタイプはナチュラルタイプ。
ナチュラルタイプの人は、
・手足が大きく、手の指も節が目立つ
・鎖骨が大きくて太い
・背中の肩甲骨が大きく出ていて目立つ
・ヒップラインは平面的で骨盤に厚みがある。
といったような身体的な特徴があります。
ナチュラルタイプの人は骨格が大きいので、体をふんわりと覆うようなオーバーサイズのデザインで、天然素材などのナチュラルな素材感が似合います。洗いざらしのコットンやリネン・麻といった天然素材、コーデュロイやデニム・バックスキンといった素材感も得意です。
今回変身するTさんのbeforeはこちらになります。
beforeのTさんのファッションは、ウエスト部分にシャーリングの入ったブラウス、レースの膝丈スカートです。
NGポイント
ナチュラルタイプの人は、レースやシフォンといった透ける素材はできるだけ避けたいアイテム。さらに、ウエストを絞ったタイトなデザインは骨格を強調してしまうので、身体にフィットするデザインよりもオーバーサイズの服を選んだ方が似合います。
そして、スカートの丈も膝丈ですが、丈は長めの方が似合うので、ロング丈を選んだ方が良いでしょう。
骨格のタイプに合う服に変身
スタイルアップポイント
コットン素材のシャツにデニムというシンプルなカジュアルスタイルですが、格好良く着こなせるのは、ナチュラルタイプならでは。デニムもタイトなものより、ワイドデニムなど幅広なものが似合いますし、また、ウォッシュ加工やダメージ加工されたデニムなどもマッチします。シンプルなカジュアルスタイルでも家着っぽくならず着こなせるのが特徴なのです。
その他の骨格タイプの人がカジュアルスタイルを格好良く着こなすには、素材とデザインを意識すると良いです。例えばストレートタイプの人ならばトップスにはシンプルなニットやVネックカーディガン。デニムは色落ち感がなく、ストレートなラインを。ウエーブタイプの人ならトップスにはタイトなニットやカットソーを合わせて。デニム素材を避けて、コットンなどのパンツでタイトなラインを選びましょう。
いかがでしたでしょうか?
なぜだか似合わない・イメージ通りにならないという時にも「理由」があるのですよね。その理由を知って、イメージ通りのファッションを楽しんでくださいね。
著者プロフィール:冨澤理恵(とみざわ・りえ)
格上げおしゃれプランナー協会代表理事 。5,000人以上の顔を計測したデータをもとに、独自の理論「格上げ顔診断」を考案。 スタイルと顔の印象を引き立てるファッション提案をする講座として、年間1,000名以上の女性が受講。著書『顔診断×骨格診断で最高に似合う服を選ぶ!』(三笠書房)