自分の好みの服を着てみたものの、何だか太って見える?
鏡に映る自分の姿を見て、「何だか違うな」と感じるとき。
その服はもしかすると、自分の骨格のタイプに合っていないのかもしれません。
骨格のタイプによって、筋肉や脂肪の付き方や位置に特徴が出ます。その特徴に合った選び方をすることで、スタイルアップして見える服選びができるようになります。
今回は、実際に編集部女子が骨格タイプに合わせた服に変身。骨格のタイプに合わせた服でスタイルアップして見える秘訣をお伝えします。
ストレートタイプのSさんの悩み
Sさんの骨格タイプはストレートタイプ。お尻が大きく着太りをしてしまうことがお悩みです。
ストレートタイプの人の特徴は以下のようになります。当てはまるものがあるかどうかチェックをしてみてください。
・手のひらが厚く、手足のサイズが身長に対して小さい
・首が短い
・鎖骨がほとんど見えない
・バストは大きめで着太りしてしまうことがある
・どちらかというと、太ももが太く、足を出したファッションに抵抗がある
・ヒップはボリュームがあり、お尻を小さく見せたいと感じる
ストレートタイプの人は、バスト・ウエスト・ヒップにメリハリがあり、身体のラインが女性らしい方。体質的にも、筋肉や脂肪の付きやすい人が多いようです。
体形のお悩みは着太りしやすい、ヒップが大きく見える、バストが大きく見えやすいなどがあるでしょう。また首が短いことが悩みという方も多いのがこのタイプの特徴です。
バストやヒップにボリュームがある人が多いため、服によっては太って見えてしまうという悩みがあるのもストレートタイプの方。
ですが、選び方を変えればスッキリと着痩せして見えて、メリハリのある女性らしいボディラインをより美しく見せることが可能なのもストレートタイプの方ならでは。
BeforeのSさんのファッションは、首の詰まったニットに小花柄のフレアスカート。 ウエストはトップスをインしています。
NGポイント
ストレートタイプの人は、胸元が厚くバストにボリュームがある人が多いので、首の詰まった服は、バストのボリュームを強調してしまい、実際のスタイルよりも太って見えてしまいます。
また、バスト・ウエスト・ヒップの差がはっきりとしたメリハリのあるボディラインになりがちのため、全体のシルエットをIライン(直線的なライン)にまとめるとスッキリと見えます。
そして、Sさんはボトムスに小さな柄を選んでいますが、むしろ大きめの柄を選ぶと、身体の質感にマッチします。筋肉や脂肪の質感に張りがあり、ボリュームがありますので小さな柄は身体の質感に負けてしまうからです。
スタイルアップポイント
首の詰まったロングTシャツから生地に張り感のあるシャツにチェンジ。シャツのボタンを開けることで、ストレートタイプの人がお似合いのVネックの開きを作ることができます。
スカートのラインも、Iラインのタイトスカートにすることで、下半身のボリュームが抑えられてスッキリとします。
ストレートタイプの方は身体の重心が上重心で上半身にボリュームがありますので、下半身にフレアスカートなどボリュームのあるアイテムを選んでしまうと、上半身・下半身ともにボリュームがあるように見えてしまうから避けたいところ。
ストレートタイプの人は、シンプルでベーシックなデザインを心掛けると、スタイルアップして見えます。
いかがでしたでしょうか?
スタイルアップして見えるポイントは自分の骨格タイプに合った素材やデザインを選ぶこと。次回も編集部女子が大変身します。お楽しみに。
著者プロフィール: 冨澤理恵(とみざわ・りえ)
格上げおしゃれプランナー協会代表理事 。5,000人以上の顔を計測したデータをもとに、独自の理論「格上げ顔診断」を考案。 スタイルと顔の印象を引き立てるファッション提案をする講座として、年間1,000名以上の女性が受講。著書『顔診断×骨格診断で最高に似合う服を選ぶ!』(三笠書房)