お盆には、先祖の霊が帰ってくるといわれている。多くの魂がこの世に戻ってくる時期だからこそ、はじめての心霊体験をしたという人も多いそうだ。
そこで今回は、マイナビニュースのアンケート会員に「初めての霊体験」を募集した。すると、数多くの体験談が寄せられたので、本特集では、ユーザーが実際に体験した不思議なエピソードを紹介しく。
オレンジ色のなにか 男性 / 52歳
僕が子どもの頃に体験した話です。
実家で暮らしている時、自分の部屋にはオルガンがありました。オルガンは僕が生まれるより先に実家にあったもので、どういった経緯で購入されたかまでは知らない楽器です。
そして家族全員が寝静まったある日の真夜中、オルガンの足がキーキーと音を立てていることに気がつきました。
違和感のある音が気になり、ベッドから起き上がって確認してみると、部屋全体に違和感が。
――― オレンジ色の"なにか"が、あたり一面を包み込んでいたのです。
一体何なのだろう。そうは思いつつ、その時は気にせずに再度眠りにつきました。
そしてその日の朝5時頃。
突然に自宅の電話が鳴りました。
受話器を僕の母親が取ると、遠巻きに聞こえてくるのは親戚の声。その電話の内容は、祖母のお姉さんが亡くなったとの連絡でした。
あのオレンジ色が一体何だったのか、そしてオルガンと祖母の姉にはいったい何のつながりがあったのか。僕にはわかりませんが、その死に関連する何かだったのではないかと考えざるを得ません。
今回募った体験談から、人の死を前に、それを予感させるような現象を経験したという人は意外にも多いことがわかった。
こちらのエピソードで現れたオレンジ色の"なにか"は、遠く離れた地にいる人への最後のメッセージだったのかもしれない。
調査時期: 2021年7月17日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 518人
調査方法: インターネットログイン式アンケート