外科医であり、母であり、漫画家でもあるさーたりさんが、ドクターとしての日常を描きながら健康に役立つ情報などをお届けする4コマ漫画連載「オペ室より愛をこめて」。今回は季節と体調の関係性にまつわるお話です。


人間も梅雨の季節は"傷みやすい"?

以前に描いた「医師という職業の繁忙期」に近いものがありますが、疾患にはそれぞれ季節性があるものです。

じめじめして蒸し暑いこの梅雨の時期、刺し身などのナマモノは足が早く傷みやすいです。同じく「ナマモノ」である私たち人間の身体も、炎症を起こしやすいのでしょうか……。さらに雨が降ると、気圧のせいか不調を訴える方も多いです。

「最近あの患者さん見かけないね」

「病院に来ていないみたいよ」

「じゃあどっか悪いのかしら」

などのコントのような会話が待合室から聞こえてくる頻度が、この時期は多いように感じます。

そして、じめじめとした蒸し暑い時期や、うだるような暑い季節などが過ぎると、しばらく見かけなかった患者さんがまた来院されます。そんなとき、医師としてはうれしいような悲しいような複雑な気持ちになるものです。



筆者プロフィール: さーたり

某大学病院勤務の消化器外科医。2児の母の生活、外科医の日常、漫画・アニメへの溢れる愛を描き散らしたブログ「腐女医が行く!!~外科医でママで、こっそりオタク~」を絶賛随時更新中。