外科医であり、母であり、漫画家でもあるさーたりさんが、ドクターとしての日常を描きながら健康に役立つ情報などをお届けする4コマ漫画連載「オペ室より愛をこめて」。今回は医師の休暇にまつわるお話です。
オペに必要な麻酔科医がいないと……
以前に医師たちの恋愛事情についてお話しましたが、今回は休暇をテーマとさせていただきます。
病院は年末年始とゴールデンウイークは休みですが、夏の間はお盆休みに関係なく開いています。そのせいか「勤務医は夏休みないの? 」と聞かれることがありますが、ちゃんと交代で休暇を取れるようになっています。
病院によって、または医局によって違いはありますが、1年の中で1週間から2週間ほど休暇を取れます。その休暇が7~9月の期間中に限定されている場合もありますが。
私の職場は「1年のうち2週間」ですが、子どもの行事などで使う休暇も含まれます。外来を2週続けて休むわけにいかないなどの理由で、1週間は旅行に、残りは「いざというとき」のために残して年度末に消化することが多いです。
休暇の人がいたり、学会に参加するために病院から離れる人がいたりしても、仕事はいつも通り、残った人が頑張っています。ただ、麻酔学会で麻酔科医がいない間は手術件数も減らさざるをえないので、ちょっと仕事もスローダウン。定時で帰れる確率も高まり、「いつもよりも早く帰れる! 」と飲み会やデートの予定を堂々と入れられる、年に1回のちょっとした楽しみです。
筆者プロフィール: さーたり
某大学病院勤務の消化器外科医。2児の母の生活、外科医の日常、漫画・アニメへの溢れる愛を描き散らしたブログ「腐女医が行く!!~外科医でママで、こっそりオタク~」を絶賛随時更新中。