「日本の四季で一番好きなのはいつ?」

四季のある国、日本。四季にちなんだ行事も数多くあります。そんなうつろいゆく日本の四季を肌で感じた外国人が一番好きだと感じる季節はいつなのでしょう。外国人20人に聞いてみました。

春派

・春。ちょうど良い気候。外でバーベキュー等ができて楽しい季節です (スイス/女性/40代前半)

・春。桜が咲いてどこもキレイです。お天気もいいし暖かくなっていくのが気持ちです (フランス/男性/20代後半)

・春。きもちいい。日本の春はいろいろな花があり、きれいだから (マリ/男性/30代前半)

・春。どこに行ってもきれいな桜が楽しめる (韓国/女性/30代後半)

色とりどりの花が咲く春、中でも桜が満開の風景を見た外国人が日本を好きになったという話はよく聞きますね。厳しい冬を超えて訪れる春だからこそ、より一層惹かれるのかもしれません。

夏派

・夏。寒いのが苦手なので (スペイン/男性/30代前半)

わかりやすい意見です。スペインは灼熱の国、情熱的というイメージがありますが、やはり暑い夏が好きということでしょうか。

秋派

・一番好きなのは秋です。日本の紅葉は美しいです (アメリカ/男性/30代前半)

・秋。柿、牡蠣、サンマ、ぎんなん、栗……山の幸、海の幸が満喫できるから (中国/女性/30代後半)

・秋。紅葉がきれいで気温も涼しく気分が落ち着きます (ドイツ/男性/30代後半)

・秋です。天気が穏やかで、空気がきれいだからです (ウズベキスタン/女性/20代後半)

春と人気を二分した秋。過ごしやすさという点では春と同じでしたが、秋特有の澄んだ空気を好む方が多かったようです。澄みきった秋の空に映える燃えるような紅葉は趣がありますよね。ちなみに紅葉狩りは「万葉集」にも登場するなど古くから楽しまれています。

結果、春と秋に人気が集中しました。中には春と秋の両方が好きという方もいましたが、冬が好きという意見は聞かれませんでした。お正月や節分といった行事のほか、こたつでみかんという日本ならではの冬の楽しみ方もあるので、もっと日本の冬も好きになってほしいですね。

(文・アリウープ おーた)