「日本と母国とで食べ方の違う食べ物は?」

チーズやヨーグルトのように、国や地域によって同じ食べ物でも食べ方や味付けが異なるものがたくさんあります。そこで、「日本の食べ物で、母国とまったく違う食べ方をするもの」について、外国人19人に聞いてみました。

・刺身。韓国では醤油とわさび以外にコチュジャンにつけて食べます (韓国/女性/30代後半)

甘辛いコチュジャンは確かに白身でも赤身でも合いますね。わさび醤油とコチュジャンを交互につけると飽きがこなくていいかもしれませんよ。

・魚の食べ方が違うと思います。ブラジルでは、魚は塩コショウとニンニクで味付けをして、オーブンで焼くかフライにするかトマトソースで煮て食べるのが一般的です (ブラジル/女性/50代前半)

日本でも焼く、煮る、揚げると魚の食べ方はいろいろありますが、和食の場合だとニンニクで下味をつける調理法は少ないですね。

・スペインではお米もデザートです。アロス・コン・レチェという名前で、牛乳と砂糖を混ぜて作るプディングのような食べ物です (スペイン/男性/30代前半)

日本でお米のデザートというとおはぎなどが思い浮かびますが、スペインでは甘い牛乳と混ぜるのですね。ミルクプリンにお米が入っているということで、ちょっとした軽食にもなりそうですね。

・オクラ。マリではオクラを乾かして、パウダーにして使います。日本のほんだしみたいな感じです (マリ男性30代前半)

日本でだしというと、鰹など魚貝系が主流で、韓国では牛肉のダシダ(だし)もよく使われます。しかし、オクラをだし代わりとは聞いたことがない人も多いのでは? どんな旨みが出るのか興味津々です。

・台湾ではウーロン茶でもよく砂糖を入れて飲みます。味噌汁も日本のよりはるかに甘いです (中国/女性/30代後半)

台湾のコンビニに行くと、ウーロン茶や緑茶など、「無糖」と書いていないもの以外は甘みが付いていて驚きました。ビールも甘かったときの衝撃度はかなりのものでした。しかも味噌汁も甘いとは……。でもよく考えると、カボチャやサツマイモを入れた味噌汁は少し甘みもあっておいしいので、それはそれでイケるかもしれません。

・日本ではぶどうの皮をむいて食べますが、ドイツではビタミンも摂取できるため皮ごと食べるのが普通です (ドイツ/男性/30代後半)

日本のぶどうは皮が厚いものが多く、海外のぶどうは皮が薄く、むきにくい品種が多いようですね。それでも日本人としては、皮ごと食べるのはちょっと抵抗がありそうです。

同じ食材でも日本人には想像できないような料理、食べ方がいろいろ出てきましたが、なかでも印象に残ったのはオクラ。そういえば連載42回目「体調が悪い時にお母さんが作ってくれるのはどんな食べ物? 」でもマリ出身の男性が「あわでできたおもちのようなものにオクラソースをかけて食べるトゥー」と回答していました。オクラをよく食べる国なのでしょうか。興味深い今回のアンケートでした。