目まぐるしく変わる日本のファッショントレンド。皆が流行に乗って同じような格好をし、仕事のときは皆がスーツを身にまとっている。
そういう日本人のファッションは個性がないと思われがちですが、組み合わせを工夫したり、あえて奇抜といわれているものに手を出したり、自分なりのファッションを楽しんでいる人も最近は多いようです。
そんな日本人のファッションは、外国人の目にはどう映っているのでしょうか。外国人20人に、理解できない日本のファッションについて聞いてみました。
・夏でも、マフラーをすること。その人たちは、健康よりもファッションを優先しているようです(アメリカ/男性/30代前半)
汗を吸収しやすい生地だったり、暑すぎないように風通しのよい素材でつくられているマフラーのことですかね。冬とはまた違った用途で使えるマフラーなので、おしゃれに着こなせます。周りからは、ちょっと暑そうにみえるときもあるかもしれませんが……。
・男の人の髪が長いことと、男の人が化粧をすること。いまの日本の男の人のファッションが女の人ぽい(マリ/男性/30代前半)
いわゆる“ロン毛”の男性は昔からいますが、最近ではスカートをはいたりお化粧をしたりする女性化した男性も増えてきているとか。ますます外国人から、不思議がられるでしょうね。
・ロリータファッション。女性らしい姿が好きで、子供みたいな格好を見ると驚きます。大人の女性の方が魅力だと思います(フランス/男性/20代後半)
ロリータファッションって日本独特のものなのでしょうか?こればっかりは好き好きですから、何とも言えませんが……ロリータファッションといっても、その種類はいろいろあるみたいですよ。
・女性が大きめのサイズのヒールを履くこと。歩きにくいだろうし、歩き方はあまりきれいには見えないから(ウクライナ/女性/30代前半)
大きめのサイズは歩きにくいかも。ただ、ヒールの高い靴をはくと、スタイルがよく見えるので、そのために履いている人も多いのだと思います。とはいえ、10センチ以上ヒールのある靴は足に悪そうですよね。
・ビジネスファッションとして真夏でもスーツを着用すること。なぜ日本の夏は猛暑で湿度も高くムシムシしており厳しい気候なのに、真夏でもサラリーマンが暑苦しいスーツ姿でいられるのか理解できません(ドイツ/男性/30代後半)
黒っぽいスーツを着て、ハンカチで汗をふいているサラリーマンを見ると、見ている方も暑くなりますよね! 最近ではクールビズという言葉もあって、ポロシャツや半袖のシャツを着る人も増えてきたのはいい傾向かもしれません。
・男性がとても短いズボンで派手な靴下(イギリス/男性/40代前半)
最近は、短パン男子が急増しているらしいですよ。ひざ丈だけなく、ひざ上もあるとか。
・ミニスカートやショートパンツの下にレギンスやスパッツを合わせたファッションはとても変に思います(中国/女性/30代後半)
レギンスもいろんな種類があってかわいいですし、履くと楽なんです。タイツやストッキングも変に思うのか気になるところです。
・服を何枚も重ねて着ること。洗濯するときも大変だと思いますから(インドネシア/男性/40代後半)
重ね着は洗濯が大変、という発想はなかったかも。うまくコーディネートしないと、着膨れしちゃいますけど、重ね着しやすいようなアイテムも出てて楽しいですよ!
日本人がオシャレだと思っているファッションも、外国人の目には不思議に映っていることもあるんですね。日本でも短パン男子がありかなしか、なんて特集を目にしましたが……。でも、それも個性! 自分なりのオシャレを楽しむことが大切です。