神前式や教会式など、さまざまなタイプに分かれる日本の結婚式。ほかの国では一体どんな結婚式が行われているのでしょうか。そこで、外国人20人に、結婚式について聞いてみました。

招待客は500人?

【ネパール】
「参加者は200人ぐらいで親せき、友人、近所の人も招待されます」(ネパール/男性/40代前半)

【イタリア】
「約150人を招待して、その中の70%は親せきです」(イタリア/女性/30代後半)

【韓国】
「親せき、友達、会社の同僚、両親の友達など200~250人」(韓国/女性/30代後半)

【ブラジル】
「招待客は200~300人位だと思います」(ブラジル/女性/50代前半)

【インドネシア】
「500人以上で親せきや友達、同僚、近所の人などを呼ぶことが一般的です」(インドネシア/男性/40代後半)

日本では、招待客の人数は80人くらいが一般的ですが、インドネシアでは500人以上! しかも、親せきが7割という国や近所の人までところも。日本では、有名人の結婚式でも300人くらいなので、もし日本で500人以上が参加する結婚式といったら……どんな人の結婚式でしょうね。

催しものは、伝統を守って

【イラン】
「日本と違ってイランの結婚式は夜です。ディナーを食べてからミュージックとダンスをやります。ほとんどの結婚式ではバンドを呼んでライブミュージックがあります。結婚式が終わってから近い親せきは車で新しい夫婦の車についてこれから一緒に住む家まで見送ります。そちらでもお嫁さん、お婿さんの家族が「実家とのさよなら」式を行って2人を新しい家に残して帰ります」(イラン/女性/20代後半)

【シリア】
「結婚式では、伝統的な踊りをやった後、伝統的な食べ物を食べます」(シリア/男性/30代前半)

【中国】
「新郎新婦が式場の入り口で来賓を出迎えます。お客さまはほとんどカジュアルな服装で出席します。席上新郎新婦がテーブルごとに回して、来賓と乾杯し、一気の乾杯が多いです。新郎を酔わすのが目的です」(中国/女性/30代後半)

【ドイツ】
「キリスト教のカップルだと教会で結婚式、食事会、前夜に友達との「お別れ会」があるのですが、最近は結婚式をせずに、市役所で手続きをする人も多いです」(ドイツ/男性/30代後半)

【ウズベキスタン】
「ロシア式の結婚式と伝統的なウズベキスタン式の結婚式、2つのパターンがあります。 まず、ロシア式の結婚式は一番親しい人50人までを呼ぶのが一般的で、市役所で手続きを済ませた後、音楽・ダンスを含めた食事会をします。

一方、伝統的なウズベキスタン式の結婚式は、最低100人が呼ばれます。それより少ないと、結婚式を催す人は貧乏かケチかと思われてしまいます。

ウズベキスタン式の結婚式は市役所で手続きを行う2日前から始まり、2つの家族は持参金などを交わしたり、何回もお互いの家を訪問したりします。

また、ほとんどの家族は市役所での手続きに先立って宗教的な結婚式もします。それが終わったら大きな食事会をして、次の朝、結婚式の続きともいえる花嫁迎いの儀式が行われます」(ウズベキスタン/女性/20代後半)

バンドミュージックや、実家とのさよなら式など、国によって、儀式のようなものがあって面白いですね。

日本では、何百人を招待して行うどころか、結婚式自体をやらないカップルが増えているといいますが、せっかくのお祝い事ですし、盛大にやってみるのもいいかもしれません。

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