野菜、食べてる? 「あたし、ソフトサラダ食べてるし」とか、そんなベタなボケはもう、30代40代の体には通用しないぞ。食べるものといえば、脂っこいものばかりではないかな? ランチだってコンビニめしやラーメンだけじゃあ、そのうち体にガタがくるぞ! さて、そんなフラリーマンたちに朗報あり。八百屋が併設された店舗でふんだんに野菜を使った食事ができる「旬八キッチン&テーブル」がオープンしたので、食生活の見直しを兼ねて試食会に参加してきた。
『都市型八百屋』とは?
「旬八キッチン&テーブル」は、東京の新たなシンボルストリートとして開発が進む新虎通りに誕生した新施設「新虎通りCORE」の1階に、10月18日にオープンした『都市型八百屋』旬八青果店による新業態。
当初、八百屋さんをイメージして行ったものだから、いきなりシュッとしたスタイリッシュな佇まいの店構えにたじろいだものの、中に入ると大きな木製テーブルがデーンと置かれており、なんだか落ち着けそう。
テーブルを囲むように、野菜が置かれた一角や、ワインやビール、缶詰やナッツ、さきいかなどが並んでいた。こうした野菜、お酒、加工品などの販売も行いながら、イートインスペースが設けられ、食事を楽しむことができるようになっている。
忙しくてなかなか野菜を食べることができない方に、旬な食材を使った食事で「青果のある暮らし」をお届けしようというコンセプトだそうで、まさに不健康街道爆走中のフラリーマンにうってつけのお店なのだ。
モーニング(平日8時~)ではおにぎりやお惣菜、スムージーならぬ「旬ムージー」、日替わりスープから2つセレクト(税込350円)、3つセレクト(税込500円)と組み合わせをチョイスできる。
ランチ(平日11時~)では「八百屋の平弁」(税込550円~)、「八百屋のサラダ」(税込150円~)などをテイクアウトで。また、夜はセルフバー(平日16~22時/土日祝11~20時)として営業しており、約10種類の料理が揃ったビュッフェが用意される。
平日は90分で税込1,500円、土日祝日は120分で税込3,000円となっている。朝昼晩、どれも野菜をふんだんに使い健康に良さそうな料理ばかり。今回は、ビュッフェメニューを堪能しつつ、ここぞとばかりに野菜を摂取!
食材の旨味が詰まったビュッフェ料理を堪能
まずは「秋冬限定 八百屋のあったかおでん」を食べてみた。さっきからイイ匂いが漂ってきて気になってたんだよなあ。
八百屋のおでんってどんなもんだろう? と思いつつじゃがいもを食べてみると、雑味のないスープが沁み込んだじゃがいもは、やわらかいけど煮崩れは全然していなくて食感もしっかり。ホクホクで嬉しくなっちゃう冬の味だ。
さらにプチトマトを一口で食べてみると、なんだこれ。めちゃめちゃ旨いじゃないか。出汁の味が一番沁み込んでいるのがわかるのはこれかも。
というか、トマト自体がすごく美味しい。そういえば、他にもトマトってあったぞ。慌ててビュッフェコーナーへ走る筆者(※実際は走らないでください)。
「旬八農場のゼブラナスと、長野トマト重ねチーズグラタン」を皿に取り食べてみると、やっぱトマトうめ~! 正直あんまりトマトって好きじゃなかったんだけど、一気にトマト好きになってしまった。ということで八百屋コーナーで販売していたトマトを購入。規格外のものということで形は良くないけど、家で食べてみたらやっぱり美味しい。俺はこれからトマト王子として生きていくことにした。毎日1トマトを目標にしよう。
でも、偏食は良くない。「本場高知の生姜たっぷり! 豚の生姜焼き」「いろいろきのことグリルチキン 神山すだちとみぞれ和え」などの肉料理、「ほんのりバター香るさつまいもご飯」といったご飯ものもある。どれも新鮮で滋味深く、とても美味しかった。日頃野菜不足な人には絶対おすすめ。
また、ソムリエが選んだ個性的なワインや、地ビールなどもあり、おつまみも売っているので、店内で乾杯してもよし、自宅でじっくり楽しんでもよし。色んな楽しみ方ができるお店だ。
新橋・虎の門界隈をフラフラしているフラリーマンは、是非一度フラッとついでに行ってみてほしい。旬の野菜を使った料理を食べながら食生活を見直してみたら、「やっぱり健康が一番だな~」って、思うはず。
●information
「旬八キッチン&テーブル 新虎通りCORE店」
東京都港区新橋4-1-1 新虎通りCORE 1階
モーニング:平日8時~
ランチ:平日11時~
セルフバー:平日16~22時/土日祝11~20時
定休日:なし(施設に準ずる)