占い師に相談したいことや教えてもらいたいことがあっても、何をどのように見てもらったらいいのかと迷うことはありませんか? 「占い」と一口に言っても、四柱推命、星占い、姓名判断、手相、タロットなどたくさんの種類があり、それぞれ特徴を持っています。
前回は、五術「命・卜・相・医・山」の「命」までお話しました。今回は、その続き「卜・相・医・山」ついて解説します。
「卜」とは?
「卜(ぼく)」とは、卜術のことです。人や出来事、物体の状態の様子を占います。占い師が持っている霊感のような能力がもっとも発揮される占いです。
主な占術 : 易学、筮竹(ぜいちく)、タロットなどのカードリーディング、水晶占い、トランプ占い、ダウジングなど
「相」とは?
「相(そう)」とは、相術のことです。形・姿があるものの吉凶を見て占います。「命」の占いが「静」の占い言われるのに対して、「相」の占いは「動」の占いと言われます。受け身でいるのではなく、自ら動いて形を変え、運を動かしていきます。つまり、開運の占いです。
主な占術 : 風水、家相・姓名判断、手相、人相、夢占い、奇門遁甲(きもんとんこう)など
「医」とは?
「医(い)」とは、医術のことです。西洋医学とは異なり東洋思想から見た治療法です。占いとは直接関係がないように見えますが、陰陽や五行をベースとしています。
主な方法 : 鍼、灸、東洋的マッサージ
「山」とは?
「山(ざん)」とは、山術のことです。運動したり、心身を整えたりして病気にならないように予防をするイメージです。「医」と同じく、占いとは直接関係がないように見えますが、陰陽や五行をベースとしています。
主な方法 : 太極拳、気功、呼吸法、瞑想法など
「命・卜・相・医・山」五術の全ては、陰陽五行説と密接に関係しています。占いと関係が深い「命・卜・相」、心と体の健康に関係が深い「医・山」。全てに共通するのは自然のリズムに寄り添い、滞りのないいいエネルギーを循環させることでスムーズな流れを作り出し、幸運を得ようとする先人の知恵です。
いかがでしょうか。占いにはそれぞれ得意分野があります。次回は、具体的な相談内容から選ぶベストな占いの種類をご紹介します。