仕事や子育てなど、日々忙しくて体や肌に不調が出る……。でも、病院に行く時間はなくて、症状を放置してしまったという経験はありませんか? そんな忙しい女性たちにとって心強い味方が、オンライン×対面のハイブリッド診療を提供するクリニックフォア。

  • 千原真未先生

今回はクリニックフォアの皮膚科専門医、千原真未先生にハイブリッド診療のメリットや、今後の展望について伺いました。また、どんな診療を受けられるのか、実際に対面・オンライン診療ともに体験したリアルな感想もお届けします!

■クリニックフォアとは

クリニックフォアは対面診療と、オンライン診療のハイブリッドで医療を提供するスマートクリニック。診療科目は内科や皮膚科、アレルギー科などの一般医療から、美容皮膚科やドクターズコスメなどの美容医療まで多岐にわたります。

オンライン診療は女性特有の診療科目も充実しています。低用量ピルやアフターピルの処方、女性AGAの治療もオンラインで受診可能です。

対面診療はすべて駅近で、新橋や大手町などのオフィス街になるため仕事帰りにも立ち寄りやすい好立地。平日は21時まで、土日も診療しています。

一方、オンライン診療は平日20時半まで、土日も診療しているので、「今すぐ診てほしい、すぐに薬がほしい」というときに、予約をして受診ができます。千原先生によると、オンライン対応の先生が複数人いるので予約も取りやすいとのこと! 忙しい日々のなかで、スピーディーに悩みを解決できるのは嬉しいですね。

■対面×オンラインで診療を受けてみた

「忙しくても綺麗な肌をキープして、内面から健康でいたい」と思いながらも、ついつい時間に追われて後回しにしてきた筆者。今回、対面では肌画像診断機器を用いた肌診断結果をもとにカウンセリングを受ける"美容皮膚科"を、オンライン診療では"漢方処方"を体験してきました。

ここからは、診療を受けた感想やそれぞれのメリット・デメリットについてもお伝えしていきます。

【対面診療】衝撃! 一瞬で現実が明らかになる肌診断

クリニックフォアの美容皮膚科の対面診療では、レーザー治療やピーリング、ダーマペンなどの施術を受けられます。

どの施術の場合にも、はじめにカウンセリングを受けるのですが、そこで登場するのが肌画像診断機器の「VISIA(ビジア)」です。肌の悩みを解決するには、まず肌の現状を正確に把握する必要があります。

VISIAは毛穴やたるみの状態を分析して数値化するだけでなく、同じ年齢層の人の肌状態と比較したり、まつ毛の状態を分析したりと、顔全体の状態を把握することができます。現実を知るのは怖いですが、これが美肌への第一歩。勇気を出してVISIAに顔を差し出しました。

診断は、正面と左右から3回撮影するだけで終了。あっという間に撮影が終わり、数分もすれば詳細かつ正確な分析結果が出てきます。私の赤裸々な肌データが映し出されたモニターを見ながらのカウンセリングでは、千原先生が肌の状態を丁寧に解説してくれます。

年齢のわりに悪くはないそうですが、毛穴やたるみなど気になるところが満載。思わず「何をどうしたら綺麗な肌になれますか?」と、仕事を忘れて聞いてしまうほど。

カウンセリング後は、最適な施術メニューやプランの提案を受けます。私の場合は光治療の一種である「フォトフェイシャル」がおすすめとのことです。

もちろん、オンラインにて美容皮膚科を受診することも可能。内服薬や外用薬を、診断に応じて処方してもらうことができます。

手軽さではオンラインに勝るものはありませんが、美容皮膚科の場合、初回は実店舗での受診が個人的におすすめ。対面でカウンセリングを受けて、しっかり肌の状態を把握することで、効果的な治療が受けられると感じました。

【オンライン診療】スピーディーな漢方処方

続いて、オンライン診療で漢方薬の処方を体験します。

まずはクリニックフォアの公式サイトを開き、スマホまたはパソコンから会員登録をします。登録必須項目は氏名、メールアドレス、電話番号のみ。保険診療を受ける可能性がある場合は、保険証番号の登録しておくと、待ち時間を短縮できるそうです。

基本情報を入力し、メニューボタンからオンライン診療予約をクリックして希望の診療科目を選択すると、15分単位で予約可能な時間が表示されます。最短枠が表示されるのも嬉しいポイントです。

予約完了後は、事前に問診票を登録。体質や既往症、悩みについて回答すると、最終画面で最適な漢方薬が提案されます。冷えと便秘に長年悩まされている私には「大黄甘草湯」がおすすめされました。

こちらの結果を踏まえて、電話かビデオチャットで医師の診察を受けます。今回はビデオチャットで受診をしましたが、電話の方がよりスムーズな時短診療が可能になるとのこと。

基本的には、事前問診で提案された漢方が処方されますが、以前服用して効果を感じづらかった薬などは医師の判断で変更されることがあるそうです。

事前問診も済み、処方される漢方も分かっている状態なので、特に問題がなければ内容の最終確認をして診察は終了します。所要時間は数分程度。本当にスピーディーで無駄がありません。診察終了後、14時までにネットでの支払いを済ませれば、翌日(九州、沖縄、離島除く)には薬が届きます。届いた漢方薬には、用法・容量や副作用について記載された説明書が同梱されているので、それを確認して服用をします。

「一刻も早くなんとかしたいのに病院に行く時間がない!」と諦めている人にとって、漢方薬だけでなくピルや花粉症の薬などを処方してもらえるのは大きなメリット。オンライン診療は、日々忙しく頑張っている女性が、健康的に美しく生活するための最適なソリューションだと感じました。

一方で漢方の処方に限らず、自分の不調を理解していないと問診表への回答が難しい点はデメリットと言えるかもしれません。「どこが悪いかはっきり分からないけれど、なんとなく不調が続いている」そんな人は診察だけでなく、必要に応じた検査を受けられる対面の方が向いているでしょう。

■気になる質問をぶつけてみた

最後は、気になる質問をいくつか千原先生に伺ってみました。

――実店舗での診療とオンライン診療、どちらも提供する理由やメリットについて教えてください。

もともとは対面のクリニックのみでしたが、オンライン診療を開始したのは患者さまの「できるだけ時間をかけずに適切な医療を受けたい」というニーズに応えるためです。毎日忙しくて通院の時間が取れないとお悩みの方も多く、新型コロナウイルスの影響でオンラインの需要が高まった背景もあってオンライン診療の導入を決断しました。

そのうえで対面でしか診察できない疾患や、急を要する症状にもきちんと対応するため、完全にオンラインに切り替えるのではなく対面での診察もおこなうハイブリッド診療を提供しています。

――対面でしか診察できない疾患とはどういったものがあるのでしょう?

実際に視診や触診をしないと判断できない皮膚疾患や、重大な疾患が隠れている可能性がある胸痛など"緊急性が高い症状"は、対面での診療が必要です。あとは美容皮膚科での機器を使った施術ですね。

――どのような人たちがオンライン診療を利用されますか?

オンラインの診察時間は平均5~10分程度なので、仕事の休憩時間や、お子さまのお昼寝中などに受診される方もいらっしゃいますよ。診察中に赤ちゃんの声が聞こえることもありますね。忙しいと自分のことはつい後回しにしてしまう女性も多いと思うのですが、オンライン診療を活用してご自身の体をいたわっていただけたら嬉しいです。

――コロナ禍が続き、オンライン診療の需要がますます高まっていくと思われます。クリニックフォアのハイブリッド診療を、今後どのように発展させていきたいと考えていますか?

引き続き、医師の育成に力を入れていきたいですね。現在も研修体制やフィードバックサイクルの仕組み化などを徹底し、適切な医療を最短で患者さまに届けるために尽力しています。対面でもオンラインでも、どの診療科目においても、的確に診断するために、クリニックフォアの医師は常に新しい知識や技術をアップデートし続けています。

また、今後はオンライン診療にもさらに力を入れていく予定で、患者さまからのニーズに合わせて、QOLを向上させる診療科目の追加を検討中です。ただ治すだけではなく、よりよく生きるための医療も充実させて、日々頑張る女性の健康と美をこれからもハイブリッド診療でサポートしていきたいですね。