洋食から和食までさまざまな商品が食べられる「ジョナサン」。前回実食したモーニングメニューも本格的で食べ応え抜群だったのだが、そんなジョナサンでいちばん高いメニューって、いったいどんな味わいなんだろうか。
今回も三軒茶屋駅北口Bから徒歩1分くらいのところにある「ジョナサン 三軒茶屋店」へ来店。コロナ禍では店舗や状況によって営業時間が異なるので、来店するときには営業時間をチェックしておこう。
全162席もある店内が半分以上埋まっている盛況ぶり。華金の駅チカレストランというのも理由にあるはずだが、コスパがゆえだと考えると楽しみだ。
ボリューム満点なジョナサン1のお肉メニューをたんまりいただく
ジョナサンでいちばん高いメニューには、ドドンと肉の脂を味わえそうなそうなステーキと、グリルで焼き上げられた野菜が乗った一品がラインナップ。
お肉には「ビーフリブロースステーキ」と「豪州産ヒレステーキ」があり、ソースは「醤油ガーリック」と「たっぷり玉ねぎのシャリアピン」の2種が用意されている。
同じ値段で異なるお肉が選べるので、その日の気分で商品をカスタムできるのもかなりうれしいポイントだ。そしてしっかりいちばん高い「ポタージュ&サラダドリンクセット」(660円)と「オニグラ&サラダドリンクセット」(660円)も注文。
セットメニューにはパンがついてくるものや、スープの種類やサラダの有無を選べる商品が用意されている。さすがファミレスといった感じで好みで選べる要素が多いのも特徴のようだ。料理も届いたところで、さっそく実食していこう。
「豪州産ヒレステーキと彩国産野菜のグリル 醤油ガーリックソース」(1,759円)
レアに焼き上げられた赤身肉が食欲をそそる一品。ガーリックソースには四角くカットされたニンニクが浮かんでおり、グリルで仕上げられた野菜は国産を使用しているのだそう。
表面カリっと焼き上げられたヒレ肉からは、噛んだ瞬間にお肉の旨みがじゅわり。口いっぱいに広がっていく感覚から幸福感で満たされた。味付けは塩味のみのようで、赤身のお肉感を贅沢に堪能できる仕上がりとなっている。
柔らかいお肉はプリっとしていて食べやすく、贅沢さを感じられてGOOD。パサついたお肉を噛み続けて食べ疲れしたり、脂っこすぎるから胃もたれが不安になったりするような心配もなく、ジューシーな赤身を堪能できる仕上がりにも大満足である。
グリルで焼き上げられた玉ねぎ、トマト、とうもろこしは、素材の旨みがぎゅっと濃縮されていて甘旨。シャキッと食感も残しつつ、甘みたっぷりな仕上がりはかなり本格的なので、『グリル野菜の盛り合わせ』なんてメニューがあっても注文不可避な気がするのでぜひ新商品として検討いただきたいところである。
ブロッコリーも焼きの良さとフレッシュさのいいとこどりのような焼き加減が絶妙な味わいだ。
「ビーフリブロースステーキ たっぷり玉ねぎのシャリアピンソース」(1,759円)
つづいていただいたのはビーフリブロースステーキ。ソースで選択したシャリアピンソースは、玉ねぎや赤ワインに醤油を加えた甘みとコクを感じられるのが特徴。こちらは日本で生まれたソースで、日本人に好まれる味わいになっているのだそう。
お肉らしい噛み応えとジューシーな脂の旨み、そしてコクのあるソースが混ざり合って絶妙な美味しさとなっていた。シャリアピンソースでいただくと甘さがお肉の脂と混ざり合って整う。一方で、醤油ガーリックソースで食べれば塩味が味わいを占めてくれそうな雰囲気だ。好みによって選択するのも良さそうである。
ジョナサン1の高額メニューをお肉、ソースともにすべて味わってみたのだが、どれも金額に負けぬ美味しさを堪能できたうえ、しっかりおなか一杯大満足できた。セットを注文すればより多くの味わいを楽しめるので、贅沢感もたっぷりであった。
しかし仕上がりレベルが高いがゆえに「もっと食べたい」と感じる瞬間もあったので、いっそ2,500円くらいでお肉倍量のメニューを作ってもいいのではと感じる瞬間さえあった。ファミレスへ行って2,000円近いメニューを注文するのはコスパを考えて不安に思う人もいるかもしれないが、ジョナサン1の高級メニューであれば、そんな心配ぬきに楽しめるはずだ。
個人的にはソースとお肉の組み合わせが逆のほうが相性良さかったかも……? なんて思いもしたため次回はそれを挑戦したいところ。
2品だけでもセットメニューとソースの選び方でさまざまな楽しみ方ができるので、ジョナサンでリッチなセットを楽しんでみてはいかがだろうか?