JR篠ノ井線と大糸線、そして、アルピコ交通の上高地線が乗り入れる長野「松本駅」。北アルプスの玄関口として登山客の利用も多く、シーズンにはリックを背負った乗客をよく目にする。北アルプスの名峰・白馬岳や鹿島槍岳へ向かう登山客が利用する大糸線のホームにあるのが、立ち食いそば「大糸ホーム そば店」だ。大糸線6番ホームの手前、7番ホームには上高地線も通っており、登山客の利用が多い。
登山後はここのそばで締める!
大糸ホームは、椅子のある店内と店外のカウンターを利用でき、大荷物の登山客がカウンターでそばをすする姿もよく目にする。「下山後は、ここのそば!」と通い詰める常連も多いのだとか。登山で疲れた身体には、濃いめの甘辛い醤油ダシがたまらないそうだ。
長野の駅そばは、生麺の「特上」と茹で麺の「駅そば」が選べる店が多く、特上の場合は3分、駅そばは1分で提供される。特に急いでいないなら、特上がオススメだ。差額わずか40円で、コシのある香り豊かなそばが楽しめる。ちなみに、うどん類は1分半で提供される。
長野の自然が詰まった葉わさびを
この店でオススメしたいのが「安曇野葉わさびそば」(特上: 460円、駅そば: 420円)だ。葉わさびとは、わさびの茎や葉の部分で独特の辛味と香りが味わえる。
わさびの産地・信州安曇野では葉わさびの醤油漬けが有名で、お酒のツマミやご飯の付け合わせとして人気だ。もちろん、そばとの相性もよくシャキシャキとした歯ごたえと、ピリッとした辛味がそばに合う。葉わさびは、単品(130円)でも注文が可能なので、トッピングするのもいいだろう。
安曇野の葉わさびと信州そば。駅ナカの立ち食いそばで味わえる贅沢な逸品をご賞味あれ。
※価格は税込