コンテストの中間結果発表!

11月18日、「エコトレFX」コンテストの中間結果(11月2日~11月12日時点)が発表された。

これによると、エコアジ隊3人の成績は以下の通りとなる。

  • 川上佑吾 : 「MAマスターユーロ円」 14位
  • 川上誠二 : 「ブレイクサーファードル円」 11位
  • 香澄ケイト : 「MAマスターオージー円」 13位

佑吾くんのシステムの申込者は7人、誠二さんは6人、ケイトは44人なので、もし自分の選んだシステムが1位になれば各々賞金は約7万1,000円、8万3,000円、1万1,000円になる。現在1位の「タイムマネージャーユーロ円」の申込者は2名。と、ということは仮にこのまま継続すれば1人あたり、ナ、ナント25万円!

現在、3人とも1位には程遠い。。。この結果を踏まえて、エコアジ隊は、売買モデルの選び方をしっかりと勉強しなくてはいけないことを痛感したのであった。そこでWest Village Investmentの西村貴郁社長に売買モデルの選び方をご指南いただくことになった。

シストレとは「説明可能」なもの

West Village Investmentの西村貴郁社長

エコアジ隊「今日はよろしくお願いします。西村社長は、シストレで有名な方。その方から直々にレクチャーしていただけるなんてカンゲキです! 我らがまず知りたいのは、西村さんがどうしてシストレの道に進まれたのかなんですけど」

西村「僕は元々プログラムの世界の人間じゃなかったんですよ。10年以上裁量トレードをしていて、7年前まではシストレの知識は全然なかったんです。それがどうしてシストレに入っていったかというと、トレードとしてロジックを計算したいのであれば、そろばんや電卓よりエクセルの方が速いし正確じゃないですか。だったらそれに頼るべきだと思ったんです。機械にできることはシステムに任せ、人間にしかできないことは人間が行えばいい、という発想がベースにあるんです」

誠二「僕はずっと裁量トレードをやってきて、最近シストレに興味を持つようになったんですけど、イマイチ踏み込めない何かがある(笑)。つまり、シストレってまだ敷居が高い感じなんですよね。高度な数学やエクセルを駆使しないとできないような」

ケイト「私も、プログラミングはできないし、他人が作ったシステムを使用するとして、他人のフンドシで相撲を取って負けたら目も当てられないじゃないですか。だったら、まだ自分で取る方が良いかなと思って(笑)」

西村「まず、自分でプログラミングできるかできないかは関係ないです。現在は自動売買システムが搭載されたシステムツールも多く出ています。当社はそういったシステム開発を行って、個人投資家さんに良いものを提供しようとしています。そして今日は、システム選びのポイントをお教えしますからご心配なく!!」

ケイト「心強いです(笑)。でも、私たちのようにシストレ初心者は少ないんじゃないですか?」

西村「いいえ、当社では、新規のお客さんが増えているんですよ。このことからも、確実に以前と比べて、シストレの敷居の低くなっていると思います。それに女性のお客さんも多い。女性はシストレに向いていますね、リアリストで直感的で、ああだこうだと迷わないでしっかりしている(笑)」

佑吾「シストレの最大のメリットってなんですか?」

西村「成功している裁量トレーダーの天才的な感性を自分が身に付けることはほぼ不可能だと思っています。僕はそういう人たちが書いた本は全然読まないんです。たとえその人の本を読んだとしても、本当の意味を理解し勝てるようになるのは難しい。シストレの、検証結果から数値化したルールは、はっきりとした説明が可能です。特に負けたときには、説明可能であるがゆえに、なぜ負けたのか明確に分かります。だから対応策を素早く構築でき、必要以上の損失を回避することが可能なんですよ」

シストレで「傾向」と「対策」をリサーチする

佑吾「僕はシストレどころか、FXもまだ余りよく分かってないんですが、シストレってどう考えたら理解しやすいんでしょう?」

西村「シストレは、検証結果から数値化した客観的なルールを機械的に遂行する投資手法です。つまり、過去のデータなどを用いて検証し、その結果に基づいて構築した一定の売買ルールに従って、機械的・継続的に売買を繰り返すんです。こういうと何やら難しく聞こえてしまいますから、具体例で説明しましょう。

  • 毎週月曜日に買って、金曜日に売却する。
  • 毎月5日に買って、20日に売却する。
  • ゴールデンクロスで買って、デッドクロスで売却する。

つまり、誰が取引をしても同じ結果になるように論理的に明文化することなんです」

佑吾「えっ?こんな簡単なものでもシストレって言うんですか? 僕にもできそうだ(笑)」

西村「そう、移動平均線だけでもできますよ。このように、エントリー(仕掛け条件)やエクジット(手仕舞い条件)などの売買条件の組み合わせである売買モデルによって算出される売買シグナルに従った売買を繰り返すんです。佑吾くんは、大学生ですよね。試験の時は過去の問題集などで傾向や対策を講じてから臨むでしょう。シストレでは、市場にお金を投入する前に、傾向と対策を講じる検証(リサーチ)をするんですよ」

エコアジ隊「なるほど~、マーケットリサーチか~。いきなり相場にお金を投入するよりも、過去はどうだったんだろうと検証するってことが大事なんですね」

勿体ぶっているわけではないけれど、いよいよ次回は「売買システムはこう選べ!」を西村社長にご教授いただくので乞うご期待を!