紳士服量販店のリクルートスーツフェアを見渡す限り、黒いビジネスバッグが並びます。ダークカラーのスーツになじむものとして定番色です。
ただカタチはさまざまですよね。購入時、どんなポイントに気を付ければよいのか迷いませんか?
世間の常識:スーツと合った色(黒がおすすめ)
ビジネスリュックが就活に不向きであるとして、それ以外にもビジネスブリーフ、ビジネストートまで種類が豊富。「就活スーツに相応しいバッグ選び」について、『毎朝、迷わない! ユニクロ&ツープライススーツの上手な使い方』(WAVE出版)の著者が解説します。
自立するビジネスバッグを選ぼう
面接会場で座ったイスの隣に置いたバッグが、面接中に頻繁に倒れると落ち着きませんよね。まず「自立する形状」を誰もが選ぶでしょうが、店頭にディスプレイされたバッグは、どれもきれいに自立して見えますよね。
実は、展示されたバッグは中に詰め物があり、そのお陰で安定しているのです。でもいざ購入したとしても、「常に中は荷物でパンパン」ということはありませんよね。ここは検討の段階で詰め物を取り出して確認しましょう。
当然、デザインより安定感を重視しますから、直線的でボックス型のビジネスブリーフに行きつくはずでしょう。堅すぎる印象かもしれませんが、リクルートスーツによく合います。
また、素材がオールレザーだと、その重厚感にリクルートスーツが負けるので、より軽量感のあるナイロンなど化学繊維のものを選びましょう。
ショルダーストラップは館内に入る前に外す
ビジネスブリーフには、取り外し可能なショルダーストラップが付いています。移動中は便利ですが、肩から吊したバッグ姿はカジュアル感が強まります。基本的にバッグは手持ちを推奨していますが、移動中に限り肩掛けもOKです。
ただ、面接会場の館内に到着する前、必ずストラップを外し手持ちに切り替えましょう。このタイミングは、ビジネスコートを脱ぐタイミングと同じです。
また容量については、A4書類が入る程度が好ましいと言われていますが、実際には書類を包むファイルや封筒の大きさも想定して選ぶため、若干ゆとりがあるタイプが好ましいですね。
紳士服量販店のリクルートスーツフェアを見ても、さまざまなバッグが並びます。フレッシュさを意識したバッグを用意し、リラックスして選考に臨みましょう。