着ているより「持ち歩く時間」が長い真夏のリクルートスーツジャケット。面接会場に到着までの間、移動の持ち運び次第で、余計なシワが付いてしまうことがあります。

もちろん、ショルダーバッグにジャケットを引っかけて歩くようなことはしないでしょうが、具体的な畳み方については、意外に知られていないのでは。

世間の常識:ジャケットの持ち運びは、シワをつけない意識を。

今回は「シワがつかないジャケットの畳み方」、その具体的なコツについて、『毎朝、迷わない! ユニクロ&ツープライススーツの上手な使い方』(WAVE出版)の著者が解説します。

ジャケットの型崩れを避けよう

自分の印象を左右する清潔感の天敵と言えば「服のシワ」。もちろんこれは避けたいのですが、同様に型崩れも避けたいところ。スーツ購入時についてくるハンガー付きの簡易収納からも分かるように、「スーツの肩が崩れる」=型崩れに直結します。

「ジャケットは、肩で着る」という言葉があるように、ジャケット姿は肩の印象が大切なポイント。なかでもスーツジャケットの場合、肩にパットが詰まっているため、持ち運ぶ際に余計な圧力を掛けないよう気を付けましょう。

肩を起点に畳んでみよう

持ち運ぶ際は、肩を起点にジャケットを畳みます。生地裏に手を挿しこみ、左右どちらか片側を軸に、反対側を包み込むよう重ねます。肩の縫い目同士を重ねるイメージです。

  • 肩を起点にする

  • 肩の縫い目同士を重ねる

結果として、両肩のパットが重なりあう状態になりますよね。両肩を重ね合わせた後は、ラペルと呼ばれるジャケットの襟を起こします。このとき大事なポイントは余計な隙間を避けること。

  • 余計な隙間を避ける

スーツジャケットの表地同士がピタッとくっつくことで、シワのみならず、表地を汚れから守る効果もあるのです。ボタンは留めずに開けた状態で行います。

  • コートも同様に

また、この畳み方はジャケットのみならず、コートも同様です。もちろん、訪問企業が遠方で、面接で宿泊を伴う場合、ジャケットをスーツケースにパッキングする場合もありますよね。その際はガーメントバッグで持ち運びましょう。

余計なシワと型崩れを避けた最高の状態で、夏の面接を乗り越えましょう。