コロナ禍におけるリモートワークの浸透で、ビジネスファッションのカジュアル化がより広がっています。ニューノーマルの働き方は、ジャケットに合わせる「ワイシャツ以外の選択肢」をもたらし、ジャケットの着こなしも広がりました。
もちろん「ジャケット＋クルーネックTシャツ」スタイルはすべての業界に許容されている訳ではありませんが、今後はさらに定着していくのではないでしょうか。ただ新しい着こなしだからこそ着こなし方には注意が必要で、一歩間違えればだらしなく見えてしまいます。
今回は「ジャケット＋クルーネックTシャツの注意点」について、『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)の著者がお伝えします。
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ジャケット＋Tシャツが「だらしなく」見えるポイント
洗える素材のジャケットを選ぼう
襟がないクルーネックTシャツにジャケットを合わせるコーディネート。ワイシャツに比べカジュアルな印象が強いです。気を付けたいのは、どんなジャケットにも合わせられる訳ではないこと。「ジャケットの質感」が大事です。
ドレス感のあるカッチリしたジャケットほど、クルーネックよりワイシャツが合います。つまりクルーネックに合わせるジャケットは、「カジュアル以上、スーツ未満」という訳です。
そこで私は「洗える素材」をお勧めしています。化学繊維生地のジャケットは天然繊維のそれよりカジュアルだからです。
ちぐはぐな印象が強いので、間違ってもスーツジャケットにクルーネックTを合わせることはやめましょう。
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ジャケットはTHE SUIT COMPANYの「WE SUIT YOU/ウォッシャブル/トロピカルストレッチジャケット」(1万6,500円)、インナーはGUの「ドライポンチビッグT(5分袖)」(1,490円)を着用※ともにオンラインショップでの価格
張りがあるTシャツ生地を選ぼう
クルーネックTの生地感も重要です。休日のコーディネートとは異なるため、Tシャツであっても多少のドレス感が欲しいところ。そこで「張りのある生地」を選びます。
このとき天然繊維100%より化学繊維が混ざっているタイプがお勧め。シワに強くビジネスシーンに向いています。
またTシャツにはスラックスよりチノパンを合わせる印象が強いかもしれません。安心してください。Tシャツにドレス感があれば、スラックスと革靴が持つ上品さに負けないのです。
さらにドレス感を高めるべく、ポケットチーフを挿すテクニックもあります。大事な点は、「カジュアルに寄せ過ぎない」ことです。
ジャケット着丈とTシャツのバランスを意識しよう
オーバーサイズの流行は、カジュアルのみならずビジネスファッションにまで及んでいます。
その結果、Tシャツがジャケットからはみ出ている人を見かけます。さすがにジャケットからはみ出たTシャツは、ビジネスにおいてはだらしないですよね。
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Tシャツがジャケットからはみ出ないように注意
新しいビジネスファッション様式では、「生地の質感」「着丈のバランス」という視点を持ちましょう。
