もはや夏のビジネスシーンに欠かせないポロシャツ。業界を問わず、クールビズの定番アイテムとして選択肢の一つに挙がるのではないでしょうか。通気性がよい鹿の子織りはワイシャツ以上にサラッとした着用感で、暑い季節にピッタリです。
そんなポロシャツの着こなしが残念に見えるビジネスマンを通勤電車で見かけます。「ビジネスシーンにおけるポロシャツ選びの視点」が認知されていない可能性が高いのです。
今回は「ビジネスポロシャツ着こなしの注意点」について、『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)の著者がお伝えします。
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ポロシャツを仕事着とした時に「だらしなく」見える注意点
短め着丈のポロシャツを選ぼう
「ゴルフ場の人に見える」という理由から、ポロシャツのタックインがNGであることは周知の通りです。ところが長すぎる着丈を出しっぱなしでは、だらしなく見えかねません。そこでビジネスシーンのポロシャツ選びにおいては「着丈」が大切です。
その目安は、スラックスやチノパンのポケットが半分隠れる程度が好ましいと筆者は見ています。それより短い着丈では、かがんだとき背中が見えてしまうからです。
身長の割にお腹周りがふっくらしているため、サイズを上げることもあるでしょう。そんな時は、お直し専門店を活用して着丈を詰めることも一つのやり方です。もしくはシャツ型のビジネスポロシャツを選びましょう。シャツ同様のカタチなので、タックインもOKです。
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スラックスにAOKIの「LESMUES半袖 ノンアイロンクール ポロシャツ」(4,389円※)を合わせた着こなし※AOKIオンラインショップでの販売価格
台が付いた襟を選ぶ
ワイシャツとポロシャツにおける印象の差は、襟に表れます。ボディーと襟の間にある「台襟の存在」です。襟に台を付けることで首元に立体感が生まれるワイシャツと違い、ポロシャツは台を省略することで柔らかな印象を演出してくれます。
クールビズ以前は、台が付いたポロシャツを見かける機会はさほど多くはありませんでした。ところがポロシャツがビジネスシーンに浸透し、ワイシャツのようなドレス感をもつビジネスポロシャツ、通称「BIZポロ」が登場したのです。
スラックスに合わせても違和感がない台襟のポロシャツを選びましょう。
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台襟のポロシャツがビジネスにはお勧め
カジュアルウェアとビジネス衣類どちらも扱っているショップでは、仕事用としてカジュアルポロシャツをうっかり選ばないよう気を付けてください。まずは襟元をチェックしましょう。
明るい色は必ず試着しよう
通気性がよい鹿の子生地だからこそ、明るい色のポロシャツは「乳首が透ける」リスクがあります。周囲が困ってしまうため、これは絶対に避けるべきところ。紺や黒といったダークカラーのBIZポロが人気なのはそれも理由です。
もし明るい色のポロシャツを選びたいなら、必ず試着しましょう。肌着を着たうえで透け具合をチェックし、透けリスクをゼロにすべきです。
2005年に環境省がクールビズを提唱してから16年目、もはや定番といえるビジネスポロシャツで夏のビジネスシーンを快適に過ごしてみませんか。
