加齢臭がする、話が長い、服がジジくさい……と、おじさんを目の前にしたときに「おじさん感」を感じるのは当たり前。しかし、今は目の前にいなくても「おじさん感」に捉われる瞬間があるのだ。それが、LINE(メール)。おじさんのメッセージから発される、ただならぬ「おじさん感」。ここでは、若い女性たち(20~30代)が感じている「おじさんだな、と思うLINE文章」について、アンケートで迫ってみた。
「あーこの人、おじさんだな」と思うLINE文章
今回のアンケート結果一覧
Q1. 「〇〇ちゃんさ、~」(ちゃんづけで呼ぶ)
Q2. 「明日は、何を、してる?」(句読点を乱発)
Q3. 「休日は酒飲みながら映画を~」(聞いてない話を披露)
Q4. 「こないだ熱海に行ったら~」(エピソード話が長い)
Q5. 「もうハート撃ち抜かれちゃったよ」(褒め方が独特)
3位:句読点の乱発
「きょうは、いい天気、だよね。あしたも、晴れたら、嬉しいな」。見た瞬間、「相田みつを?」「太宰治?」「もしかして遺書?」とドキッとしてしまいそうな、この句読点乱発の文章は、おじさんのノーマルなLINE文章。これはまだいい方で、下のような進化形バージョンも多々見受けられる。
いい天気、
だよね
。
あしたも、晴れたら、
嬉しいな、
このように、謎の改行テクニックまで加えられているときは、その怪文書っぷりに恐怖すらおぼえる。しかも文末には、無表情のクマの絵文字が添えられていたりするので、余計にゾクっとしたりする。
でも、おじさんたちに怖がらせる気も悪気もない。ただただ、あなたと天気の話をしたいだけなのだ。
2位:エピソード話が長い
長い。聞いてない。入浴報告が多い。この文章を若者風に翻訳すると「先週は会社で熱海に社員旅行にいったよ~!〇〇は何してたの?」で済む。もしかしたら、このおじさんメッセージを見て「長すぎ、怖いんだけど」と思う人がいるかもしれない。
でも、おじさんたちに怖がらせる気も悪気もない。ただただ、あなたと週末の話をしたいだけなのだ。
1位:褒め方が独特
堂々の1位に輝いたのは、『独特な褒め方』。「もうハート撃ち抜かれちゃったよ」「いやー、君は首にシワがなくてホント美人だね~」「吉永小百合に似てるって言われるでしょ?」……などなど、おじさんの褒め方はかなり独特だったりする。ハッキリ言って、送られた方は困る。なんて返信すればいいのかわからない。
もし口説きたいなら、「〇〇ちゃんって、美人だよね」「会社で〇〇ちゃんが一番かわいいと思うんだよね」など、シンプルに伝えればいい。しかし、それができないのがおじさんたちの愛らしさだったりする。ここぞとばかりに「ハート撃ち抜かれる」といった若者にはない語彙力を発揮してしまうのだ。
でも、おじさんたちに怖がらせる気も悪気もない。ただただ、あなたと仲良くなりたいだけなのだ。
(くるまふ)
調査時期: 2018年6月13日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 女性500名
調査方法: インターネットログイン式アンケート