6月は「ジューンブライド」の季節。今月、結婚式に参列した方も多いのではないでしょうか。一般的に、結婚式にはバージンロードやファーストバイトなど、さまざまな演出が組み込まれていますが、実は一つひとつの演出に意味があることをご存知ですか?
今回は「結婚式の演出、意味を知ってる?」をテーマに、マイナビニュース会員男女500名へ二択のアンケートを実施してみました。
結婚式の演出、意味を知ってる?
Q1. バージンロード
Q2. ファーストバイト
Q3. ブーケ、ブートニア
Q4. ベールダウン、ベールアップ
Q5. サムシングフォー
バージンロード
「意味を知ってる」と回答した人が1番多かったのは、「バージンロード」(70.0%)でした。バージンロードとは、キリスト教式の結婚式における教会の入り口から祭壇に至るまでの通路と、そこに敷かれる布のこと。花嫁はエスコート役の方に導かれ、このバージンロードの上を歩いて入場します。
バージンロードは「花嫁の人生」そのものを表し、その神聖な道は花嫁の「過去」「現在」「未来」を象徴すると言われています。はじめに教会の扉が開く瞬間―― 花嫁の誕生を表します。次に母親が、教会に歩み出た花嫁のベールをそっと降ろします。これはベールダウンと呼ばれ、母親が娘にできる最後の身支度となります。続いて、家族に愛されて過ごしてきたその時間を、大切な人達に見守られながら、父親と一緒に一歩ずつ歩いていきます。そうしてバージンロードの先で新郎とめぐり会い、これからの人生を共にする未来を神に誓うといった流れになります。バージンロードには、こんなにステキな物語があったんですね。
ファーストバイト
「ファーストバイト」は、34.2%の人が意味を知っていると回答しました。新郎新婦のはじめての共同作業であるケーキ入刀の後に行われるファーストバイト。新郎新婦がウェディングケーキをお互いに食べさせあう定番の演出です。新郎から新婦への一口には「一生食べるものに困らせません」、新婦から新郎への一口には「一生おいしい料理をつくります」という思いが込められています。
ブーケ、ブートニア
バージンロードに続いて多かったのが「ブーケ、ブートニア」でした(65.2%)。ブーケは花嫁が手に持つ花束、ブートニアは新郎が左胸に挿す花飾りのことです。
その昔、ヨーロッパで男性がプロポーズしたい女性に花束を贈ったところ、女性は「イエス」の返事として、男性が差し出した花束から1本の花を抜き、男性の胸に挿したことが由来といわれています。そのため、通常ブートニアは新婦が持つブーケと同じ花で作られています。
ベールダウン、ベールアップ
「ベールダウン、ベールアップ」は41.2%でした。バージンロードの説明部分で少し触れましたが、ベールダウンは母親が花嫁のベールを降ろすことで、新郎のもとにたどり着くまで、純潔な女性を狙う悪魔に花嫁が見つからないようにする意味が込められています。 また、ベールアップは新郎がそのベールをあげることを指します。ベールには魔除けの意味のほかに「ふたりを隔てる壁」を表しており、新郎新婦が結婚の誓いを立てた後に二人の間の壁を取り払うという意味もあるようです。
サムシングフォー
「サムシングフォー」の意味を知っている人は23.2%と、一番少ない結果となりました。サムシングフォーとは、結婚式で花嫁が身につけると幸せになれるという「4つのもの」を指します。まずひとつ目が「古いもの(Something Old)」、次に「新しいもの(Something New)」、「借りたもの(Something Borrowed)」、「青いもの(Something Blue)」です。ただこれは人前でアピールするものではなく、おまじない程度のものなので、知らない人も多いかもしれませんね。
結婚式の一つひとつの演出には、ステキな意味が込められているんですね。これらの意味を知ったあとだと、結婚式がより感動的で思い出に残るものになるはずです。(びわこ)
調査時期: 2018年5月23日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性250名 女性250名 合計500名
調査方法: インターネットログイン式アンケート