地元民に愛され続けるご当地パン
地元民にとってはおなじみの商品だけど、全国的には知られていない「ご当地パン」。「この組み合わせは間違いないよね!」といったものから、「これっておいしいの!?」というものまで様々です。
そこで今回は「このご当地パン、知ってる?」をテーマに、マイナビニュース会員男女501名へ二択のアンケートを実施してみました。
このご当地パン、知ってる?
Q1. たこ焼きパン
Q2. サラダパン
Q3. ネギパン
Q4. ようかんぱん
Q5. 学生調理
ご当地パン祭りで優勝経験あり「たこ焼きパン」(大阪)
「たこ焼き」から容易に想像できるとは思いますが、「たこ焼きパン」は大阪府のご当地パンです。今回のアンケートでは、4人に1人が知っているという結果になりましたが、実はこのたこ焼きパン、全国のパン組合から推薦されたご当地パンが集結する2016年度「日本全国ご当地パン祭り」において優勝を果たしている実力者なんです。
たこ焼きパンを製造販売している昭和9(1934)年創業の老舗パン洋菓子店、鳴門屋では、「お好み焼きパン」も提供しています。大阪名物"こなもん"とパンのマリアージュ、どんな味になるのでしょうか。
2人に1人が知ってる「サラダパン」(滋賀)
滋賀県のご当地パン「サラダパン」。そのネーミングから具はサラダかと思いきや、なんと「たくあん」が入っているんです! ……という事実をすでにご存じの方も多いのではないでしょうか。なんたって、約60%の人が「知ってる」と回答しているのですから。
実は私、滋賀出身でして、こんなにも多くの方々にサラダパンを知っていただけているのがうれしくて感動しています。みなさん、ありがとうございます!!
半日で2,000個完!? 「ネギパン」(熊本)
「ネギパン」は、料理の名脇役・ネギが主役をはった熊本県のご当地パン。気になるその味は、熊本県産の葉ねぎと同じく熊本県内で加工したかつお節を使い、自家製ソースで仕上げたお好み焼き風となっています。各種イベントでも大人気で、あるイベントでは半日で2,000個を完売したこともあるのだとか。しかし、知っている人は14.2%と、意外に少なかったのに驚きました。
ネギ好きの私としては、ずっと気になっている「ネギパン」。先日熊本へ旅行したときに、ネギパン目当てにお土産屋さんやスーパーを探し回ったのですが、結局出会えず泣く泣く帰ってきました…… また熊本へ行く機会があれば、再チャレンジしてみようと思います!
複数の地域に存在する「ようかんぱん」(北海道、高知、静岡など)
読んで字のごとく、「ようかん」と「パン」を組み合わせたのが「ようかんパン」です。ただ、このようかんパンは北海道、高知県、静岡県など複数の地域で生まれ、各地域で発展してきました。"ようかんとパンを組み合わせる"という発想自体、そうそう思いつかない気もしますが…… なんとも面白いですよね。
複数の地域で愛されているご当地パンなので、知っている人も多いのではないかと思ったのですが、「知っている」と答えた人はわずか17%となりました。
高校の売店で人気になったから「学生調理」(秋田)
「学生調理」と聞いて、どんなパンなのか想像できますか? 私は、そもそもパンだということすら想像できませんでした。
「学生調理」の中身は自家製ナポリタン・魚肉ソーセージフライ・キャベツサラダ。このパンの誕生は、昭和61(1986)年にさかのぼります。はじめはとある高校の売店用に、今でいう"がっつり系"のパンを試作して提供されました。しかし、売店側が誤って売り物として販売してしまったのが生徒たちの間で話題となり、まもなく大量の注文が入るや"あおられる形"で製品化にいたったそうです。
「学生調理」という製品名の由来は「学生から火がついたから」。「火がついた=調理」のダブルミーニングにもとれそうで、なんともユニークですね。
その土地ならではの味が楽しめる、ご当地パン。旅行や出張で各地域に訪れた際には、ぜひ試してみては? (魔王)
調査時期: 2018年3月19日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性251名 女性250名 合計501名
調査方法: インターネットログイン式アンケート