巨匠たちの技に圧倒

こんにちは、hitoです。皆さんに報告があります。ついに私のCDデビューが正式に決まりました。2月6日に6曲入りミニアルバム『ミラーボール・カウガール』でマーベラスエンターテイメントのMAICO RECORDSというレーベルからデビューさせていただきます。このアルバムにはあのJazztronikさんがリミックスしてくださった『ブランコ』という曲も収録されているので、是非、機会がありましたら聴いてみてください。ちなみに、Jazztronikリミックスの『ブランコ』はここでフル試聴できます。先日は初めてPV撮影をしました。衣装も自分で選ばせていただいたので、普段着の私を見ていただけると思います。

ボサノバの元祖に触れました

アントニオ・カルロス・ジョビンのライブDVDを見ました。ジョビンは1950年代後半にボサノバ音楽を作ったといわれている偉大な人です。私自身はジョビンの事をよく知らなかったのですが、カフェで何気なくお洒落な曲が流れていたり、テレビ番組のBGMで使われている曲について、「これジョビンだよ」と周囲の人に教えられる事が多くて、なんとなく意識はしてました。私がレコーディングでお世話になっているアレンジャーの人も、「ジョビンが一番好きなアーティストだ」と言っていて、小さなパーティーでジョビンの曲を演奏してくれた事もありました。

ジョビンは大御所のアーティストなのに、ライブでは本当に気さくなおじさんという雰囲気。次の曲を始める時も「さあ、やりますよ～」みたいな感じで、凄くリラックスして演奏しているのが素敵でした。『イパネマの娘』や『おいしい水』といった代表曲も収録されていて、これ1本でボサノバの元祖が堪能できます。

ジョビンは1994年に亡くなったのですが、当時、母国ブラジルでは国民が3日間喪に服したということや、アントニオ・カルロス・ジョビン国際空港という名前の空港があるという話を聞いて、本当に偉大なアーティストだったんだなあと、改めて感じました。

あり得ない歌詞が最高です

グループ魂のライブDVDを見ました。2枚組の大作で、横浜BLITZでのライブ映像と、慰安旅行と称したプライベート映像が収録されています。意外と思われるかもしれませんが、グループ魂は大好きです。メンバーのなかでも阿部サダヲさんが扮するボーカルの「破壊」が好きです。自己紹介の「破れるに壊すと書いて破壊!」とか本当に最高だと思います。

音的にはグループ魂と私はまったく違うのですが、歌詞に似たものを感じて……。とにかくあり得ない歌詞なんです。私も作詞をしているのですが、よくプロデューサーに「その歌詞あり得ない」とか言われるんです。私の中では自然に言葉を選んでいるんですが、「このお洒落な曲のその部分で、何で『お風呂に入ろう』って言葉が出てくるんだ?」とか言われてしまって……。だから、グループ魂さんのあり得ない歌詞には、変なシンパシーを、勝手に感じています。ちなみに慰安旅行の方は、コントというわけでもなく本当に慰安旅行で、遊んでるメンバーの映像をダラダラと撮影しているという感じで、そのユルさがまた良かったです。

自然な雄叫びにやられました

ファンクの帝王JBことジェームス・ブラウンのライブDVDを見ました。DVDとCDの全2枚組で24曲も収録されていて、JBの代表曲がほぼ全て堪能できます。1980年と1985年のディスコの最盛期のライブ音源と映像で構成されていて、観客のノリも最高です。

JBが曲の随所で発する奇声というか雄叫びですが、私はあれはコーラスワークのように全て計算して入れられている音だとずっと思ってました。でも、改めてライブ映像を見てみるとJBの雄叫びは、本当にどうしようもないほど自然に体の中から出てくる音なんだと感じました。私もいつか、自然と叫び声が出てしまうようなライブが出来たらと思いました。JBが亡くなってから、もう1年になるんですね。なんか、今でも生きているように感じられるのが不思議です。

今回は偉大なアーティストの貴重なライブ映像を見て、人前で表現する事の素晴らしさをただただ感じました。私は足元にも及びませんが、私なりの表現を続けていきたいと思います。デビューも決まりましたし、また気分も新たに色々な音楽DVDを見させていただきたいと思っています。これからもよろしくお願いします。

hito
2008年2月6日、ミニアルバム『ミラーボール・カウガール』でマーベラスエンターテイメントのMAICO RECORDSよりCDデビュー決定!! 現在は女性誌を中心にモデル活動を続けつつ、ライブとレコーディングの日々。自ら作詞・作曲もこなす。オリジナル楽曲はこちらで試聴可能。ブログもあります