理想の体型や太りにくい体を手に入れるためには、トレーニングや食事の内容がカギを握ります。本連載では、筋トレの効果的なタイミングや太りにくい食事法など、ボディメイクの秘訣を解説。健康的で美しい体づくりをサポートするための実践的な知識を身につけ、あなたのライフスタイルに役立ててみてください。

今回、話を聞いたのはRIZAP認定アドバイザーの坂内優真さん。坂内さんはライザップが展開するコンビニジム「チョコザップ」のアドバイザーとして、食事法やトレーニング法、器具の使い方などのサポートをしています。

最終回の今回は、理想の体を目指すなら身に着けたい「食習慣」をお届け。ダイエット期間中、"食"に関して悩む人も少なくないはず。本稿では、ダイエットはもちろん、健康的な体づくりに重要な食習慣のポイントを紹介。今日からできる内容もあるので、ぜひ日々の生活に取り入れてみてください。

◼ちょっとした工夫でできる! "太りにくい食習慣"

――ダイエットにおいて食習慣は重要だと思います。どんな点に気を付けて、食事をとれば良いのでしょうか?

まず大切なのは"よく噛むこと"です。30回を目安に、たくさん噛むことを意識しましょう。噛むことによって脳の満腹中枢が刺激され、満足感を得られやすくなるのです。

そのほか、食事の間隔を空けすぎないように注意しましょう。食事の間隔が大きく空いてしまうと、体はエネルギーを欲している状態に。その状態で食事を摂ると血糖値が急激に上がるため、体に脂肪を溜め込みやすくなります。

血糖値の急激な上昇を抑えるためには、食材を食べる順番も重要です。順番としては、野菜→おかず→ご飯という流れが理想的。はじめに野菜を食べることによって、血糖値の上がり方を緩やかにする効果が期待できます。

――野菜を最初に食べると良いのですね! ちなみにダイエット時、野菜であれば何を食べても良いのでしょうか?

ダイエットの観点からいうと、糖質が多く含まれているものは避けた方が良いでしょう。例えば、さつまいもやじゃがいもなどの根菜類は糖質が多く含まれています。

一方、ブロッコリーやほうれん草、オクラ、レタスなど、緑色の野菜や葉物野菜は糖質も少なく、腸内環境を整えてくれるのでダイエット中の食材として最適です。見た目からも判断しやすい緑色の野菜を中心に献立を組み立てていくと良いでしょう。

――ほかにもダイエット時、積極的に摂った方が良い食材はありますか?

食物繊維が豊富で、老廃物を排出させる働きのある食材を積極的に取り入れるのが良いでしょう。たとえば、こんにゃくやブロッコリー、きのこ類、海藻類、玉ねぎ、大根などがおすすめ。

大根は根菜類に該当するので糖質が気になる人もいるかもしれませんが、実際は糖質が低く食物繊維が多く含まれているので、糖質制限中でも安心して食べられる野菜です。そのほか、腸内環境をよくしてくれるりんごを生の状態で食べるのも良いですね。

――ちなみに、ダイエット中は間食をしてはいけないですよね……?

間食をする場合、アーモンドなどの良質な脂が含まれた食べ物を選ぶようにしましょう。マーガリンや豚バラの脂身といった固形の脂は太りやすいため、アーモンドをはじめ、バターや魚などに含まれる良質な脂を日々バランス良く摂取できると良いのではないでしょうか。


今日からできることもあったはず! ぜひ、日々の食習慣に取り入れてみてはいかがでしょう。

本稿で今回の連載は終了! ダイエットはもちろん、健康的な体づくりに欠かせない情報をここまでお届けしてきました。これらが、みなさんにとって有益なものとなっていれば幸いです。それではまたどこかでお会いしましょう!

RIZAP認定アドバイザー坂内優真さん

ライザップが展開するコンビニジム「チョコザップ」のアドバイザー。対面・オンラインでユーザーのサポートを行っています。