理想の体型や太りにくい体を手に入れるためには、トレーニングや食事の内容がカギを握ります。本連載では、筋トレの効果的なタイミングや太りにくい食事法など、ボディメイクの秘訣を解説。健康的で美しい体づくりをサポートするための実践的な知識を身につけ、あなたのライフスタイルに役立ててみてください。
今回、話を聞いたのはRIZAP認定アドバイザーの坂内優真さん。坂内さんはライザップが展開するコンビニジム「チョコザップ」のアドバイザーとして、食事法やトレーニング法、器具の使い方などのサポートをしています。
第2回目は、「筋トレ」にまつわる内容をお届け。現在トレーニングをしている人やこれからやってみようと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
◼効果的な筋トレのタイミングとは……?
――ダイエットやカラダづくりのために筋トレしている人も数多くいると思います。筋トレは、どのタイミングで行うのが効果的なのでしょうか?
いつ行っても効果はあります。そのため、「よしやろう!」と思い立ったタイミングで構いません。ですが、もし効率的に筋肉をつけたいのであれば、食後2〜3時間が経過したタイミングで筋トレを行うのがベストです。
食後は、消化や吸収をするために内臓がエネルギーを使っていますが、食後2〜3時間経ってからであれば、食べたものの消化が進み、体にエネルギーが充足しています。トレーニングをするためのパワーが満ちあふれているこのタイミングで、筋トレや運動をするのがおすすめです。
一方で、"食後すぐ"のトレーニングは避けた方が良いでしょう。食べたあとすぐに動くと、消化不良を起こしやすくなるほか、効果が出づらくなってしまいます。
――食後2〜3時間が最も効果的とは初めて知りました! ほかにも筋トレをする際、注意すべきことはありますか?
「食後の間隔を空けすぎないこと」を心がけましょう。食後の間隔があきすぎてしまうと、体の中にエネルギーがない状態でトレーニングをすることになります。
エネルギーが枯渇してしまった状態でトレーニングを行ってもパフォーマンスを発揮することが難しいため、せっかく筋トレをしても効果を感じづらくなってしまいます。
――エネルギーを充足させた状態でのトレーニングが重要なのですね。ちなみに、筋トレは毎日行っても問題ないですか?
毎日行っても良いのですが、部位を変えてトレーニングをすることがポイントです。というのも、筋トレは「負荷をかけて筋力を向上させるための運動」。負荷をかけているということは、筋肉を痛めつけているということでもあります。そのため、連続で同じ部位を行うのは推奨していません。
――毎日継続してやる場合は、部位を変えることがポイントなんですね。筋トレも含めて1回のトレーニングにおいて、目安の時間はありますか?
年齢や性別に関係なく、誰にでも共通して言えるのですが、75分以上のトレーニングは避けるようにしましょう。75分以上トレーニングを行うと、ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」が多く分泌されます。
このコルチゾールは、筋肉の分解を促進する働きがあるのです。せっかく筋肉をつけようとしているのに、筋肉を分解しながらトレーニングをするのはもったいないですよね。どんなに最短で効果を出したいという場合でも、トレーニングは1時間程度を推奨しています。
いかがでしたでしょうか? 次回は「プロテイン」についてお話を聞いていきます。お楽しみに!
RIZAP認定アドバイザー 坂内優真さん
ライザップが展開するコンビニジム「チョコザップ」のアドバイザー。対面・オンラインでユーザーのサポートを行っています。