JR西日本は3月13日に実施するダイヤ改正で、関西空港駅発着の特急「はるか」のうち、朝の通勤時間帯に運転される上下各2本について、9両編成での運転を再開する。昨年3月に投入した新型車両271系も一部使用するという。

  • 新型車両271系を連結した9両編成で走る特急「はるか」(2020年3月撮影)

特急「はるか」は昨年3月のダイヤ改正で全列車9両編成となり、増結用の新型車両271系(3両編成)を投入したが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともない編成両数を見直し、4月以降は全列車6両編成で運転されている。

今年3月のダイヤ改正で、特急「はるか」は本数が見直しとなり、朝・夕夜間に野洲・草津・京都~関西空港間で上下各11本を運転。このうち、朝の通勤時間帯に運転される京都発関西空港行の「はるか1・15号」、関西空港発京都行の「はるか2・4号」が9両編成となる。基本編成6両(1~6号車)に付属編成3両(7~9号車)を連結し、従来の281系に加え、新型車両271系も使用される。

  • 新型車両271系の車内(2019年7月の報道公開にて撮影)

付属編成を連結する場合、これまで7~9号車は普通車自由席だったが、ダイヤ改正後の「はるか1・2・4・15号」において、7~9号車は普通車指定席とされている。基本編成は1号車がグリーン車、2~4号車が普通車指定席、5~6号車が普通車自由席となる。なお、特急「はるか」に関して、多くの利用が見込まれる期間に車両の増結や臨時列車の運転も行うとのこと。