JR東日本は3月13日に実施するダイヤ改正で、日中時間帯の宇都宮線(東北本線)・高崎線において、上野駅発着となっていた普通列車の運転を取りやめる。

  • 宇都宮線・高崎線で運転されていた上野行の普通列車

宇都宮線・高崎線の快速・普通列車は、2015年3月の上野東京ライン開業まで上野駅発着で運転(湘南新宿ライン経由の列車は除く)されていた。現在、上野駅へ向かう列車の多くが東海道線へ直通しており、上野駅発着の列車は朝と夜間の時間帯に運転されるほか、日中時間帯に毎時1~2本程度運転されるのみとなっている。平日・土休日の下りにおいて、宇都宮線は11~16時台に上野駅始発の普通列車を毎時1本(毎時8分発)、高崎線は10~16時台に上野駅始発の普通列車を毎時1本(毎時30分頃発)設定していた。

ダイヤ改正を行う3月13日以降、特急列車や臨時列車などを除き、日中時間帯に上野駅発着で運転される宇都宮線・高崎線の列車がなくなり、すべて東海道線へ直通する。上野駅や東京駅では、宇都宮線・高崎線の列車が交互に発車するダイヤになるという。

宇都宮線の下りは平日の上野駅6時59分発(宇都宮行)、土休日の上野駅8時51分発(宇都宮行)の後、平日・土休日の上野駅17時0分発(小金井行)まで、上野駅始発の快速・普通列車は運転されない。宇都宮線の上りは平日・土休日の黒磯駅7時32分発・上野駅10時5分着の後、平日の宇都宮駅15時15分発・上野駅17時5分着、土休日の小金井駅16時45分発・上野駅18時15分着まで、上野行の快速・普通列車は運転されなくなる。

高崎線の下りは平日・土休日ともに上野駅10時30分発(籠原行)の後、上野駅16時32分発(前橋行)まで上野駅始発の快速・普通列車は運転されない。高崎線の上りは平日の籠原駅9時18分発・上野駅10時34分着の後、高崎駅15時30分発・上野駅17時21分着まで上野行の快速・普通列車は運転されず、土休日も籠原駅9時17分発・上野駅10時29分着の後、高崎駅16時26分発・上野駅18時5分着(快速「アーバン」)まで運転されなくなる。

なお、ダイヤ改正後の東京駅では、平日の10~16時台、土休日の11~15時台にかけて、宇都宮線・高崎線の普通列車が毎時9・19・29・39・49・59分に発車。一部時間帯を除き、宇都宮線の普通列車(宇都宮行・小金井行・古河行)と高崎線の普通列車(高崎行・籠原行)が交互に運転されるダイヤとなっている。

宇都宮線・高崎線ではその他、平日の夕夜間に運転されていた通勤快速を取りやめ、宇都宮線は快速「ラビット」、高崎線は快速「アーバン」に統一。両列車とも平日・土休日の夕夜間は上野駅発着で運転され、尾久駅を通過するなど停車駅も一部変更となる。23時台には、東京駅始発の下り普通列車を宇都宮線・高崎線で1本ずつ運転。終電も繰り上げられる。宇都宮線では朝通勤時間帯の上り列車の運転本数見直し・運転間隔均等化、夕方以降の古河~宇都宮間で毎時1~2本程度の運転本数見直しも予定されている。