私はかれこれ20年近く、家計のやりくりの取材をしてきました。そのなかには、貯蓄が1,000万円以上ある人も、少なくありませんでした。その人たちが、とりわけ収入が多いというわけではありません。年収300万円台(手取り)というケースもたくさんありました。

また、お金を使わないケチケチ生活をして、ギスギス暮らしているわけでもありません。要するに、お金のやりくりが上手なのです。ということは、そのやりくりの仕方をまねすれば、誰でも1,000万円貯めることが可能というわけです。是非今日からまねしてみてください。

あの有名ラーメン店とのコラボで誕生したPB商品

これまではファミリーマートが展開している「お母さん食堂」の商品をご紹介しましたが、今回はセブン&アイ・ホールディングスが展開する「セブンプレミアム」から1品、ご紹介します。

以前に紹介した「もちっと食感の汁なし担々麺」に対抗して、「蒙古タンメン中本 汁なし麻辛麺(マーシンメン)」を試してみました。この商品、2018年6月から全国のセブン‐イレブンで販売がスタートした新製品です。

「蒙古タンメン中本」というラーメン店をご存じの方は多いと思います。一味唐辛子を大量に加えた激辛スープと太い麺をウリにして、“辛いもの好き”な人を中心に熱烈なファンを獲得しているラーメン店で、約20店舗を展開しています。

同店の白根誠社長が監修していることが、この商品のPRポイント。「蒙古タンメン中本」は、以前からセブン&アイ・ホールディングスとの提携で商品開発を行い、すでにカップラーメンを販売しています。新発売の「蒙古タンメン中本 汁なし麻辛麺」は冷凍麺なので、より本格的な味が期待できそうです。

  • 「蒙古タンメン中本」の文字が目をひきます

  • 「蒙古タンメン中本」の白根誠社長が監修しています

電子レンジで6分30秒加熱するだけ

作り方は、前回のファミリーマートの「もちっと食感の汁なし担々麺」とほぼ同じ。販売者も同じく、日清食品冷凍株式会社です。

  • 麵が入った内袋と「花椒入り辣油」が入っています

凍ったまま内袋ごと、電子レンジで加熱するので、実際には内袋から中身を出すことはありませんが、今回は出してみました。パッケージ裏の原材料名を見ると、具材として、にら、にんにく、玉ねぎ、ねぎ、しょうが、豚肉、たけのこの水煮などが入っているようです。

  • この四角い白いものは?と思って、原材料名で確認したら豆腐でした

  • 電子レンジの加熱時間は、600Wで6分30秒、500Wで7分30秒が目安です。

  • レンジから出すとこんな感じ。やけどしないように注意しながら開封します。

  • 豆腐もちゃんと存在しています。加熱すると、具の存在感もあります。

  • 「蒙古タンメン中本」といえば、辛さが特徴。添付の「花椒入り辣油」です。見るからに辛そうな色。

試食の感想は、「辛い!」。ただし、「辛旨」とうたっているだけあり、ただ辛いだけではなく、コクがあります。タレにさまざまな調味料、エキス、香辛料、オイルが入っていることでコクを出しているのだと思います。食べ応えは十分で、満腹感があります。

値段は321円(税込)とお手頃価格。「あのお店の味が恋しい」「家で外食気分を味わいたい」……というときの節約アイテムとして役立ちそうです。

外食をなくすことは、手っ取り早く出費を減らす方法のひとつ。外食したい誘惑にかられたとき、「あのお店のあの味を再現」しているコンビニの便利商品で、「中食(なかしょく)」するというのはいかがでしょうか?

村越克子

村越克子

フリーランスライター。学習院大学文学部心理学科卒業。編集会社を経て、フリーに。主婦を読者対象とした生活情報誌を中心に執筆。家計のやりくりに奮闘する全国の主婦を取材し、節約に関する記事を数多く手がける。執筆協力に『綱渡り生活から抜けられない人のための絶対! 貯める方法』永岡書店など。