私はかれこれ20年近く、家計のやりくりの取材をしてきました。そのなかには、貯蓄が1,000万円以上ある人も、少なくありませんでした。その人たちが、とりわけ収入が多いというわけではありません。年収300万円台(手取り)というケースもたくさんありました。
また、お金を使わないケチケチ生活をして、ギスギス暮らしているわけでもありません。要するに、お金のやりくりが上手なのです。ということは、そのやりくりの仕方をまねすれば、誰でも1,000万円貯めることが可能というわけです。是非今日からまねしてみてください。
ファミマの総菜シリーズ「お母さん食堂」に注目!
ファミリーマートの冷蔵オープンケース売り場に並んでいる「お母さん食堂」という総菜ラインナップが、なかなか充実しています。ファミマはもともと、「ファミチキ」などレジ横のホット総菜には定評がありますが、商品の種類を増やして、冷蔵で提供しています。
ファミマのホームページによると、「お母さん食堂」は、「調理の手間を省きたい」「必要な分だけほしい」というニーズに応えたもので、夕食のおかずにそのまま出せたり、食べきりサイズにしたりと、簡便性と時短に工夫を凝らしているそう。
そのまま電子レンジで温められるおつまみ
三角錐のフォルムのおつまみシリーズを見つけました。枝豆や砂肝焼きなど数種類あるなかで、選んだのは「あさりの酒蒸し風」(260円 税込)。
パッケージはこんな感じ。三角錐パックが特徴的です。余談ですが、三角錐パックはセブンイレブンのPB商品にもあります。この形にするメリットは何なんでしょう?
この三角錐パックの特徴は、このまま食べてもいいのですが、パッケージごと電子レンジで温められること。耐熱性容器に移し替えたり、ラップをかけたりする手間も不要。温めたあとの開封の仕方が、パッケージにわかりやすく図解してあります。
こんな感じで開封します。
内容量は60g。一人分のおつまみとしては十分です。刻んだねぎとにんにくが入っていて、コクがあります。殻なしで、身だけなので食べやすいです。 これだけをおつまみとしていただくのもいいですが、パスタに入れて「ボンゴレ風」、甘辛く煮つけてごはんの上に乗せて「深川めし風あさりごはん」などいかがでしょうか?
レンチン7分で完成する汁なし担々麺
「お母さん食堂」の商品ラインナップは充実していて、興味をそそられる商品はいろいろありますが、冷凍食品で特に気になったのが「もちっと食感の汁なし担々麺」(248円 税込)。パッケージの写真にそそられます。
電子レンジで加熱するだけで、しかもこの価格でどこまで、担々麺を再現できるのかを確かめたくて購入しました。
販売者が日清食品冷凍株式会社になっているので、ファミリーマートと共同で開発された商品のようです。なかには、具が上に乗った調理済みのゆで麺と花椒入り唐辛子が入っています。
作り方はパッケージ裏にていねいに解説されています。
ゆで麺の上に乗っている具は、チンゲン菜、ねぎ、しょうが、にんにく、豚肉、たけのこの水煮、ザーサイなど。
パッケージを開封したら、花椒入り唐辛子を取って、具つきの麺が入った袋だけを、袋ごと凍ったまま電子レンジで加熱。500W約7分、600W約6分です。蒸し上がりは熱いので、やけどをしないように注意して開封します。
加熱後、中身を皿に移して、花椒入り唐辛子をかけて完成。
花椒入り唐辛子の量は、少量:ピリ辛、半分:中辛、全部:激辛になっているようです。
少量から始めて、徐々に量を増やしていきましたが、花椒の香りと辛さが◎。ほのかに舌がしびれるような山椒の風味があります。豚肉の存在感はあまりありませんが、チンゲン菜はちゃんと形があってよし。
「もちっと食感」とうたっている麺は、きしめんのような平打ち麺で、確かにコシのあるもちもちの食感。この値段、この手軽さで、この味はかなりレベルが高く、コスパは極めて優秀です。試す価値は大いにありそうです。
「あと一品」に使える
今回の「お母さん食堂」のようなプライベートブランドの商品なら、食べきりサイズにされていたり、夕飯時の食卓にそのまま出せたりと工夫を凝らしているうえ、お手頃な価格で購入できるので、「あと一品ほしい!」といったときにも使えそう。「今日は帰りが遅くなってしまったからごはんを作るのが面倒だなー」というようなときにも、冷凍しておいたごはんにコンビニおかずの組み合わせはいかが?
外食するより食費が安く抑えられるのではないでしょうか。「一人暮らしでコンビニのお弁当ばかり食べている」といったように、自炊せずにコンビニ食材ばかりでは出費が大きくなり問題ですが、必要に応じてうまく使うことで一人暮らしはもちろん、家族で囲む食卓にも強い味方になるはずです。