私はかれこれ20年近く、家計のやりくりの取材をしてきました。その中には、貯蓄が1,000万円以上ある人も、少なくありませんでした。その人たちが、とりわけ収入が多いというわけではありません。年収300万円台(手取り)というケースもたくさんありました。
また、お金を使わないケチケチ生活をして、ギスギス暮らしているわけでもありません。要するに、お金のやりくりが上手なのです。ということは、そのやりくりの仕方をまねすれば、誰でも1,000万円貯めることが可能というわけです。是非今日からまねしてみてください。
コンビニの魚総菜は手軽さがウリ
外食では焼き肉、ステーキ、肉バルなど肉ブームですが、内食では魚だって負けてはいけません。ここのところ、コンビニで売られている魚総菜が人気とのことです。人気の理由は、コンビニ商品ならではの手軽さにあります。"おうちごはん"で魚料理を作る場合、焼き魚だと魚焼きグリルを洗う手間がかかりますし、煮魚は料理があまり得意ではない人にとっては、ちょっと面倒くさい。
「でも、魚は体にいいし……」とヘルシー志向が追い風となって、手軽に食べられるコンビニの魚総菜に手が伸びるというわけです。そのような消費者ニーズをキャッチして、コンビニの魚総菜が充実してきています。
店頭には、銀鮭の塩焼き、さわらの西京焼き、かれいの煮付け、いわしの生姜煮、さんまの塩焼きなど魚総菜の定番が並んでいます。
そんな中でも、今回はセブン-イレブン、ローソンストア100、ファミリーマートで売られている「さば煮」(PB商品とは限りません)をピックアップして比べてみました。
基本情報の比較
まずはパッケージを紹介します。ローソンストア100にも、「サバの味噌煮」がありますが、今回は「さば生姜煮」にしてみました。
「さば生姜煮」(ローソンストア100)が使用しているさばの原産国が中国になっていますが、108円(税込み)を考えると納得します。
中身とサイズ比較
タテ×ヨコでいちばん長い箇所、厚みを測ってみました
サイズ的には、ローソンストア100が108円(税込み)という値段としては大健闘。しょうがの千切りが4切れ入っているのも立派です。ファミリーマートは3商品の中で、いちばん値段が高いだけあって、堂々の大きさです。
たれの量比較
さば本体を除いたあとに残る、たれの量を調べてみました。
3商品とも大差なく約20㏄強。ファミリーマートが見た目はいちばん少なそうに見えたのですが、実際には3商品の中でいちばん多め。
温め方の比較
食べるときの温め方を比べてみました。
さばの味噌煮(セブン-イレブン)
・湯せんの場合:封を切らずに、そのまま沸騰したお湯で約3分温める
・電子レンジの場合:中身を耐熱皿に移し替え、ラップをかけて、約30~40秒加熱する
セブン-イレブンの魚総菜は、焼き魚の場合は、そのまま電子レンジで温められる容器に入っていますが、煮魚はプラ袋に入っているので、耐熱皿に移し替える必要があります。
さば生姜煮(ローソンストア100)
・湯せんの場合:封を切らずに、そのまま沸騰したお湯で約3分温める
・電子レンジの場合:中身を耐熱皿に移し替え、ラップをかけて、約30~40秒加熱する
さばの味噌煮(ファミリーマート)
パッケージ表面の左下の一部を点線まではがし、容器ごと電子レンジで温めます。500Wの電子レンジで約80秒、1600Wで約30秒が目安。
「さばの味噌煮」(ファミリーマート)は容器ごと電子レンジで温められて便利ですが、その分、価格も高くなっています。洗いものが面倒なら、容器のまま食卓に出して、プラゴミとして捨てることもできます。
味の比較
セブン-イレブンのさばは、商品名通り脂が乗っているのか、しっとりとした食感。ローソンストア100は、「生姜煮」なのでほのかにしょうがの風味があります。ファミリーマートのみそだれは麹みそっぽい感じで、コクがあります。
味については、個人の好みがありますが、この値段、この手軽さを考えると、どれも優秀です。"おうちごはん"のおかずとしては申し分なし。試してみる価値は十分あります。 是非みなさんもお試しあれ。