私はかれこれ20年近く、家計のやりくりの取材をしてきました。その中には、貯蓄が1,000万円以上ある人も、少なくありませんでした。その人たちが、とりわけ収入が多いというわけではありません。年収300万円台(手取り)というケースもたくさんありました。

また、お金を使わないケチケチ生活をして、ギスギス暮らしているわけでもありません。要するに、お金のやりくりが上手なのです。ということは、そのやりくりの仕方をまねすれば、誰でも1,000万円貯めることが可能というわけです。是非今日からまねしてみてください。

コンビニPBのエビピラフは100円ちょっとで買える

コンビニのPB(プライベートブランド)商品が充実していると、かねがね思っていました。私がよく利用するコンビニはセブンイレブン、ローソンストア100、ファミリーマートの3店舗。

  • コンビニPBのエビピラフ比較

    コンビニPBのエビピラフ比較

そこで、この3店舗のコンビニPB商品を比べてみることにしました。今回、取り上げたのは、冷凍食品の「エビピラフ」です。価格はどれも140円以内で、特に優秀なのがローソンストア100のPB「バリューライン」の「えびピラフ」。税込みで108円です。

  • セブンプレミアムのエビピラフ150円

  • ローソン100バリューラインのエビピラフ108円

    ローソン100バリューラインのエビピラフ108円

  • ファミリーマートのエビピラフ133円

    ファミリーマートのエビピラフ133円

エビの量はセブンプレミアムとファミリーマートが◎

開封して中身を比べました。見た目にはそれほどの違いはありません。他の2つは内容量が170gですが、ローソン100バリューラインは190gなのでボリュームがあります。

  • セブンプレミアムのエビピラフ170g

    セブンプレミアムのエビピラフ170g

  • ローソン100バリューラインのエビピラフ190g

    ローソン100バリューラインのエビピラフ190g

  • ファミリーマートのエビピラフ170g

    ファミリーマートのエビピラフ170g

エビの量を比べました。ローソン100バリューラインのエビは少なめで、セブンプレミアムとファミリーマートは数量、大きさ共に甲乙つけがた感じです。

  • 左からセブンプレミアム、ローソン100バリューライン、ファミリーマート

    左からセブンプレミアム、ローソン100バリューライン、ファミリーマート

具材の豊富さはローソン100バリューラインに軍配が

具材の種類を比べました。セブンプレミアムの「ブイヨンで炊き上げた海老ピラフ」にはエビ、マッシュルーム、ピーマン、玉ねぎが入っています。マッシュルームが特徴的です。

  • セブンプレミアムのエビピラフ具材

    セブンプレミアムのエビピラフ具材

ローソン100バリューラインの「えびピラフ」にはエビ、いんげん、にんじん、コーン、ピーマン、パプリカ、玉ねぎが入っていて、一番種類が豊富です。

  • ローソン100バリューラインのエビピラフ具材

    ローソン100バリューラインのエビピラフ具材

ファミリーマートの「バター風味のえびピラフ」にはエビ、にんじん、コーン、ピーマン、パプリカ、玉ねぎが入っています。

  • ファミリーマートのエビピラフ具材

    ファミリーマートのエビピラフ具材

味はどれもおいしい。この値段でこのおいしさは優秀

味の方はバターやブイヨン(いろいろな調味エキスも入っていますが)のコクがあってどれもおいしいです。

食べ方については、バリューラインとファミリーマートは袋の端を少しカットして、袋ごと電子レンジ加熱OKになっています。セブンプレミアムは凍ったまま中身を耐熱容器にあけて平らに盛り、ラップをしないで加熱するように書いてあります。セブンプレミアムとバリューラインはフライパンでも加熱調理できるようです。

男性の1食分には足りませんが、ちょっと小腹がすいたときや朝食、夜食にはちょうどいい量です。また、お弁当などにしてもお手軽で魅力的。何といっても、この値段が魅力的。試してみる価値はあります。

今回比べてみて、同じ「エビピラフ」でも大きな違いではありませんが、それなりに違いがあることがわかりました。機会があれば、違う商品アイテムでまた比べてみようと思います。

村越克子

村越克子

フリーランスライター。学習院大学文学部心理学科卒業。編集会社を経て、フリーに。主婦を読者対象とした生活情報誌を中心に執筆。家計のやりくりに奮闘する全国の主婦を取材し、節約に関する記事を数多く手がける。執筆協力に『綱渡り生活から抜けられない人のための絶対! 貯める方法』永岡書店など。