私はかれこれ20年近く、家計のやりくりの取材をしてきました。その中には、貯蓄が1,000万円以上ある人も、少なくありませんでした。その人たちが、とりわけ収入が多いというわけではありません。年収300万円台(手取り)というケースもたくさんありました。
また、お金を使わないケチケチ生活をして、ギスギス暮らしているわけでもありません。要するに、お金のやりくりが上手なのです。ということは、そのやりくりの仕方をまねすれば、誰でも1,000万円貯めることが可能というわけです。是非今日からまねしてみてください。
懸賞で高級食材を狙う
ブランド牛肉や高級フルーツなど高級食材は、なかかな手が届かないものです。そういった一般庶民にはハードルの高い食材を懸賞で当てるというのはいかがでしょうか? 高級&豪華食材が賞品になっている懸賞は、結構あります。また、懸賞主催者が食品メーカーや飲料メーカーの場合は、自社製品が賞品となることがよくあります。
食べ物のほかにも、高級ホテルやレストランのお食事ご招待などが賞品になる場合もあり、当たると"おいしい思い"ができる懸賞を狙えば、家計に負担をかけることなく、リッチな食卓が実現するというわけです。
景気がイマイチなときはグルメ懸賞が盛り上がる!?
景気がイマイチで思ったように給料が上がらないと、消費行動が控えめになりがちです。そこで、食品メーカーは自社商品の売上げ増に直結するような懸賞キャンペーンを展開します。それが「クローズド懸賞」と呼ばれるもので、自社商品についている応募券やバーコード、あるいは自社商品の購入レシートをハガキに貼付することが、応募条件の懸賞です。
食料品は毎日、消費するものなので、「商品を購入して応募する」懸賞になりやすく、また、消費者にとっても、毎日食べるモノを買ったついでに懸賞に応募できれば、一石二鳥。メーカーと消費者の双方にメリットがあるというわけです。
食品メーカーのホームページは要チェック
食品・飲料・菓子など"食"に関係するメーカーのホームページをチェックすると、懸賞キャンペーンが盛りだくさんです。いちいちホームページをチェックしなくても、無料の会員登録をすると、懸賞情報が自動的に送られてきます。なかには会員だけが応募できる限定懸賞もあるので、会員登録しておくのがオススメ。
いちはやく懸賞情報をキャッチすれば、応募に必要な応募券やバーコードを早く集められます。応募締め切りが複数回ある場合は、1回目の締め切りに応募するのが、当選のコツ。早い締め切りだと、応募券やバーコードを集めきれず応募者が少ないからです。そのためにも、懸賞情報を早くキャッチすることがマストです。
ネット懸賞ならハガキ代がかからない
最近はネット懸賞、なかでもSNSを活用したものが注目されています。たとえば、ツイッターでフォロー&ツイートするだけで応募できるものや、LINEから手軽に応募できるものもあります。しかも、ネット応募ならハガキ代がかかりません。トライしてみる価値はありそうです。
※画像は本文とは関係ありません。
村越克子
フリーランスライター。学習院大学文学部心理学科卒業。編集会社を経て、フリーに。主婦を読者対象とした生活情報誌を中心に執筆。家計のやりくりに奮闘する全国の主婦を取材し、節約に関する記事を数多く手がける。執筆協力に『綱渡り生活から抜けられない人のための絶対! 貯める方法』永岡書店など。