連載コラム『年収350万円で200万円貯めた! 元会社員の節約術』は、若くしてお金を貯めるにはどうすればよいかについて、執筆者の美月小夜(みづきさよ)氏が自身の実体験に基づき、"究極の節約術"を伝授します。
節約をするには紙おむつよりも布おむつ!?
子育てをしながら仕事をすることの大変さは、妊娠中には想像があまりできていませんでした。妊娠中はお腹の中で赤ちゃんがいるだけなので、食事は自分が食べるだけ、おむつ交換といったお世話がないので、身体が重くて暑い以外は特に不便は感じませんし、仕事は力仕事ではなく座ってできる仕事ということもあり、それほどセーブすることはありませんでした。しかし実際に子どもが産まれてしまうとそうも言っていられず、子ども中心の生活が始まるのでした。
子育てと仕事と言っても、赤ちゃんの性格的な面や、子育ての手助けをしてくれる誰かがいるのかいないのかによってもその大変さは違ってくると思います。里帰り出産をせず、子育ては夫婦ですると決めた私たちですが、お互い仕事を持っているためにいろいろなところで辛くなる場面もありますが、何とかなっているというのが現状です。
新生児の子育ては主におむつ替えと授乳で1日が過ぎていきます。節約をするには紙おむつよりも布おむつと言われていますが、これは産後の気力と体力次第だと思います。紙おむつの方が処理が簡単と言う人もいれば、布おむつの方が洗って何度も使えてゴミがでないので、使用済みの紙おむつで部屋が臭わない。という意見もあるので、どちらが正解というのはないのかなと思います。
私も布おむつを考えて、作って見たものの一度も使わずに紙おむつになってしまったという知人より譲り受けた未使用の布おむつに挑戦してみたものの、洗濯の回数が増えるので、水道代と洗剤代を考えるとそれほど大きく値段が変わるとは思えませんでした。また、ねんねの時期はおむつ交換もそれほど面倒ではないのですが、ハイハイしたり立つようになると思うように布おむつをあてることが難しくなり、気付いたらパンツ型の紙おむつばかりとなってそのままになってしまいました。
母乳の方が粉ミルクよりも安上がり!?
そして母乳の方が粉ミルクよりも安上がりとも言われていますが、母乳だとお母さんがお腹が空きやすくなって、普段よりも多く食べるようになるからあまり変わらないという意見も聞くので、こちらもどちらが節約になるかといわれると少し難しいものがあると思いました。私自身は、最初は子どものため、節約のため、体型を戻すためといろいろな思惑を持ちつつ完母(完全母乳)を目指していたのですが、実際のところそれほど母乳が出ず、息子に泣いて怒られるようになったため、ミルクを足すようになったら、そちらの方がお互い楽だと気付いてミルクの割合を増やしていったらこれもまたミルクメインになってしまいました。
どちらも中途半端になってしまったので、金銭的な面ではあまり節約はできていなかったとは思います。しかし、あまり金銭面ばかりを考えていると体力的にも精神的にも辛くなってしまうので、そのあたりは適当にやり過ごすのも手だと思いました。2時間おきの授乳やおむつ替えって昼間だけで見ると簡単そうに思えるのですが、夜中もしばらくは2時間おきなので、体力的にも精神的にも辛くなる時があります。出産育児は若い時にやっておいた方が良いというのはある意味本当だったんだなぁ…としみじみ思いました。
子どもを育てていて節約ができる部分は外食費でした。それもそのはず、ほとんど家から出ることもなく赤ちゃんのお世話をしていたため、自炊がメインになったためです。離乳食がはじまるまではミルクで良いのと、離乳食も特別何かを作ることはせず、うどんやごはん、パン、野菜などを柔らかくしたものを食べさせていただけなので、食費が高くなることはそれほどありませんでした。しかし、赤ちゃんのお金は意外なところで出て行くものなんだなと思いました。
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