連載コラム『年収350万円で200万円貯めた! 元会社員の節約術』は、若くしてお金を貯めるにはどうすればよいかについて、執筆者の美月小夜(みづきさよ)氏が自身の実体験に基づき、"究極の節約術"を伝授します。
久しぶりの海外旅行に胸を躍らせつつも、限られた予算の中で最大限楽しむためには、現地の人が利用するようなお店を利用することにしました。移動はもちろん徒歩ですが、滞在していたホテルが市街地に近い場所にあったために、不便を感じることはありませんでした。そもそもの旅の目的が、安くて可愛い小物を買うことと、安くて美味しいものを食べ歩くことでしたので、特に遺跡を見るといったプランは組み込みませんでした。
海外旅行へ行ってオプショナルツアーを付けると、アジア圏ではほぼ必ずと言っていいほど、お土産店に連れて行かれて時間を無駄にしてしまうので、フリープランの方が効率的だと思います。これは別の旅行での話ですが、わざわざ高いお金を払ってフリープランで、午後フライトになるプランを選んだのに、チェックアウト時間が早められていて、何故だろうと思っていたら、当日になって行きたくもない免税店に寄ってから空港へ送られた時はがっかりしました。あれは本当にやめてほしいです。それがあるからこそ安い値段で旅行へ行けると言われればそれまでですが…。
限られた時間でめいっぱい楽しむには、やはり情報が命
限られた時間でめいっぱい楽しむには、やはり情報が命。インターネットで情報を集めて、行きたい場所をチェックしましたが、予算を考えると高級店には行けないので、結局は路地にある青空食堂のようなところで、現地の人に交ざって食事をしていました。麺だけなら100円もあればおなかいっぱいになれますし、食べたいものをガイドブックで指を差して注文していました。空心菜の炒め物をお願いしたら、もともとメニューには無かったようなのですが、近所の市場で買ってきてくれて調理して出してくれたのには驚きました。
私のすごい? ところは、少々あやしげなお店でご飯を食べてもほとんどお腹を壊さないことでしょうか。もちろん、危険すぎる都市へは行っていませんし、できるだけ旅行中はミネラルウォーターを飲んでいますから自慢にもなりませんが、その強いお腹のお陰で安旅をより楽しめていると思います。あとは屋台の食べ物も平気なので、一緒に旅行へ行く人は、「あなたならどこでも生きて行けそう」とまで言われてしまうほどです。とは言え、芋虫といったものはさすがに食べられませんが…。
おすすめはやはり市場、ドリアンも大好物
ショッピングは手工芸が盛んな都市であったため、素敵な小物を安く買うことができました。おすすめはやはり市場でしょうか。市場で値段交渉を楽しむのもまたショッピングの醍醐味と言えるでしょう。電卓を叩いて交渉をして、商品を追加して値段交渉をしたり、店員さんとのオーバーなボディランゲージでの会話も、日本では絶対にやらないことができるのも異国ならではでしょう。ちょうど雨季だったこともあり、南国フルーツも多く出回っており、ドリアンやロンガンも楽しむことができました。実は、苦手な人が多いと言われているドリアンも大好物。これでパクチーが好きだったら、移住しても良いくらいなのですが、残念ながらパクチーはあまり好きではないのです。
そんな楽しい旅もあっという間に終わり無事帰国できたと思いきや、ちょっとしたトラブルに見舞われました。なんと、スーツケースを紛失してしまいました。と言うと大げさですが、単純に乗り継ぎの際に飛行機の積み替えを間違えられたそう。あのときは焦りましたが、貴重品は手荷物で持っていましたし、無くなって困るものは持っていっていなかったのも幸いしました。結局数日後にはスーツケースが自宅まで送られてきて事なきを得ました。もちろんあらかじめ海外旅行傷害保険には加入はしていましたので、最悪は保険で対応するつもりではいました。
最後はちょっと残念でしたが、また仕事に節約に頑張るパワーが出てきました。やはり、メリハリって大切だと感じました。