液晶ペンタブレットを使ってみたいけど、どんな物があるのか分からない。あるいは、今ペンタブレットを使っていて、液晶ペンタブレットに変えようか迷っている…。そんなクリエイターの方も多いのでは?
連載「しんてぃっく!」の舞台は、日本のどこかにあるかもしれない和込大学(わこむだいがく)のマンガ・イラスト研究会。そこで日夜イラストを描いている女子大生たちも、液晶ペンタブレット「Cintiq」シリーズが気になる様子。彼女たちと一緒に、液晶ペンタブレットについて知識を深めていきましょう。
★登場人物
前回のあらすじ:液晶ペンタブレットを手に入れてご機嫌のひかり。しかし、のぞみからの厳しいコメントに戸惑います。プロから液晶ペンタブレットの使い方を聞く絶好のチャンスと思い直したひかりは、のぞみの自宅に招かれることに。さて今回は……?
のぞみ: 不満がないわけじゃないけど。やっぱり液タブがあると描画スピードは体感3倍くらいになるね。トーン(※スクリーントーンのこと。白黒2階調表現が基本の漫画でグレーを表現したいときに使う)もデジタルだからね。 |
のぞみ: いろいろ好みのものを割り当てるといい。漫画はいつも効率命。戻るボタンや進むボタン。あとキャンバス移動時の手のひらツール[Space]。変形[Ctrl]+[T]や色調補正[Ctrl]+[U]。キャンパス回転[R]+ドラッグなんてよく使うから登録してる。 |
のぞみ: ボクはこれがないと不便だね。立てたりして角度を頻繁に変えるなら絶対オススメ。あと、ハードフェルト芯も使えるから、ボクはそれを使ってる。通常芯より柔らかくて摩擦係数が高くて、線がひきやすい。その分摩耗は早いけど。 |
のぞみ: そっちの話もしておかないとだね。ボク的にはさらなる解像度の強化が必要だと思う。今は解像度のもっと高い4Kディスプレイなんか市場に出回り始めてきたし、液晶ペンタブレットにも対応してくれたらと思ってる。 |
ショートカットキーの割り当てや替え芯の種類など、実際に使っているプロの目線で冷静に語ったのぞみ。でも、みずほから「のぞみも知らないこと」を教えると聞いて冷静ではいられない様子。初心者のひかりとペンタブレットユーザー・つばさも興味津々な「裏技」とは? 次回は、みずほが教える「ペンタブレットの裏技」をお届けします。乞うご期待! |