リップバームが大ヒット! 多彩なアイテムが揃うプラダビューティの魅力を聞いてきた

日本上陸とともに人気定番アイテムとなったグリーンカラーのリップ「リップバームオプティマイジングケア U000」。最近では待望の新色も注目を浴び、今話題のプラダビューティですが、他にはどのようなアイテムを取り揃えているのでしょうか?

路面店であるプラダビューティトウキョウで全ラインアップの魅力を聞いてきました。

プラダの世界観に浸れる「プラダビューティトウキョウ」

東京・表参道にあるプラダビューティトウキョウ

2024年の3月20日に日本上陸を果たしたプラダビューティ。7月12日には名古屋初のジェイアール名古屋タカシマヤにストアをオープンし、現在では国内で3店舗を展開しています。

筆者が足を運んだのは東京・表参道にある路面店の「プラダビューティトウキョウ」。外観もインパクトがありますが、店内もプラダを象徴する淡いグリーンカラーで染められていました。

プラダビューティトウキョウの店内の様子

本店舗では、日本に上陸したスキンケアからフレグランスまですべてのアイテムが取り扱われ、タッチアップサービスなども行っています。

今回お話を伺ったのは、プラダビューティトウキョウサブカウンターマネージャーの池部宏美さん。早速、スキンケアアイテムから紹介していただきました。

プラダビューティトウキョウサブカウンターマネージャー池部宏美さん

「適応力」に着目したスキンケア

プラダビューティのスキンケアラインは、環境やライフスタイルの急激な変化により、肌に備わる「適応力」を高めることが重要と考え、約5,000年もの間存在し続ける自然界の希少な自然由来物質「アダプトゲン」に着目しています。

「アシュワガンダの根から高濃度に抽出したエキスやビタミンCを豊富に含むターミナリアスーパーフルーツ、プレバイオティクス&プロバイオティックス由来成分であるラクトバチルス菌培養液を組み合わせた『APGスマートテクノロジー』を全スキンケアアイテムに採用し、肌のバリア機能をサポートして、乾燥などの外的ストレスに対してダイレクトにアプローチします。さまざまな環境の変化による肌ストレスに適用するので、季節ごとに変わる肌悩みにも寄り添ってくれますよ」

左から「オーグメンテッドスキンクレンザー」(14,300円)、「オーグメンテッドスキンエッセンス/ローション」(15,290円)、「オーグメンテッドスキンセラム」(本体56,650円/リフィル48,400円)、「オーグメンテッドスキンクリーム」(本体47,190円/リフィル40,150円)

ラインアップはミニマルな4種類。「オーグメンテッドスキンクレンザー」は、2in1の機能を持ったクレンザーです。

「泡立てて使用すると洗顔料として、乾いた状態で顔全体になじませ、少量の水かぬるま湯で乳化させることでメイク落としとしてもご使用いただけます。角層バリアを崩すことなく優しい感触でメイクや老廃物を除去し、キメが整ってハリのある肌に導きます」

その後に使うエッセンスローション「オーグメンテッドスキンエッセンス/ローション」も、2in1アイテムなのだそう。

「オーグメンテッドスキンクレンザー」のテクスチャー

「さっぱりとしたテクスチャーの化粧水は、角質ケア効果と化粧水の優しさを兼ね備え、毛穴を目立たなくし、つるんと透明感に満ち溢れたクリアな肌に整えます」

池部さんによれば、コットンで拭き取ったりパッティングしたりするだけではなく、直接手で塗布しても肌を柔らかく整えるといいます。

「化粧水でこんなにも早くハリを感じたのは初めて。乾燥毛穴が目立たなくなるので、メイク時にファンデーションがすっと伸びるのを感じますよ」

次に紹介された「オーグメンテッドスキンセラム」は、アイクリームとしても使える目元と顔兼用の美容液です。

「オーグメンテッドスキンセラム」のテクスチャー

「美容液は目の周りを避けるものが多いですが、本セラムは優しい成分なので目の周りにもお使いいただけるのが特徴です。乳液状のセラムが肌にのせた瞬間から水状に変化し、スーッとなじんで素早く浸透していきます。ハリと潤いを実感できて、透明感のある引き締まった肌に仕上がります」

スキンケアの中でも池部さんがプラダビューティの最新技術の粋を集めたアイテムと話すのが「オーグメンテッドスキンクリーム」です。

「オーグメンテッドスキンクリーム」のテクスチャー

「朝も夜もお使いいただける本クリームは、ジェルテクスチャーからバーム状に変化して、軽い付け心地を保ったまま肌に溶け込んでしっとりと保湿してくれます。しっとりと言ってもベタつきがないので、メイク前に使ってもファンデーションの邪魔をせずに、むしろツヤの演出、メイクのもちやノリを助けてくれるんです。くすみや色ムラをカバーして、ハリや弾力感、透明感に満ち溢れた若々しい肌をかなえます」

そして、これらすべてのアイテムに人気のフレグランス「インフュージョンドゥプラダイリスオーデパルファム」からインスパイアされた香調を使用しているので、ほんのりと香る華やかな香りに包まれながらスキンケアタイムを楽しめます。

美肌アプリさながらの仕上がりがかなうファンデーション

スキンラインに組み込まれているファンデーションは、アイシャドウやリップなどのカラーアイテムと並ぶほど人気があるのだそう。

「リヴィールスキンファンデーション」(本体10,450円/リフィル8,800円)

「ビタミンEやナイアシンアミドなどを配合しているほぼ美容液のファンデーションで、時間が経てば経つほどにハリが出て乾燥による毛穴をカバーしてくれます。揮発性のオイルが肌に塗った瞬間に蒸発して、肌表面に残るのは細かい顔料のみなので、暑い時期に気になるベタつきや毛穴落ちなども気にならず、元からキメが細かいかのような肌に仕上げます」

軽いつけ心地の同ファンデーションには、細かな粒子が微結晶化し、光を拡散させる薄膜にフィルター化する「IRLマイクロフィルターテクノロジー」が採用され、毛穴や小ジワを飛ばして光のベールをかけたように輝く肌へ導きます。

実際に全顔にのせてみたところ、均一でキメが整ったような印象と自然な陰影まで演出してくれました。

カラーバリエーションは全8色と豊富なラインアップ

ファンデーションが苦手な筆者でも惚れ惚れとする仕上がりになりましたが、さらに隠れた名ツール「ブレンダー」を使うことで極上な仕上がりをかなえるといいます。

「ブレンダー(ファンデーションポリッシャー＆フュージョナー)」(1,980円)

「プラダの象徴的なトライアングルの面と角、ラウンド面の3つの側面を使い分けることで、簡単に上級テクニックを取り入れられます。水に濡らすと肌触りの良い柔らかさに変化して、ファンデーションを薄く、均一に密着させやすくなるんです。タッピングすることでカバー力の調整もできるので、『リヴィールスキンファンデーション』とのダブル使いがおすすめですよ」

ファッションから着想を得たカラーライン

カラーラインのアイシャドウとリップは、過去のプラダのコレクションからインスパイアされた配色になっています。中でもアクセントカラーが特徴的なアイシャドウ「ダイメンションズマルチエフェクトアイシャドウ」は、実は初心者でも使いやすいのだそう。

「ダイメンションズマルチエフェクトアイシャドウ」(全6色 12,100円)

「プラダブランドアーカイブから厳選した6種の象徴的なパターンを表現していて、肌色になじむニュートラルカラー3色と、引き立つインテンスカラー1色で構成されています」

4色のテクスチャーは、サテン、メタルホイル、ソフトマット、ハイパーマットとそれぞれ異なるのも今っぽい仕様になっていました。

「1番人気は、赤がキーカラーの『06 パルプ』ですね。ブルーが白目のくすみを飛ばして瞳をきれいに見せる『05 ピュア』や肌なじみの良いグリーンの『04 ポエトリー』なども人気ですよ」

左から「04 ポエトリー」、「05 ピュア」、「06 パルプ」

筆者は1番人気の「06 パルプ」を実際に試してみたのですが、締め色と合わせることでオフィスでも楽しめるニュアンスに仕上がりました。赤も腫れぼったさのでない色味で、大人っぽい印象に。アフターファイブに色を加えればまた違う雰囲気で遊べそうです。

「06 パルプ」を実際に試してみた

「まさにプラダビューティの『固定概念を覆す』を表現したパレットになっているので、個性を活かした自分だけの表現を楽しめます。配色から玄人向けに思われがちですが、そんなことは全くなく、アイメイク初心者の方にもおすすめです」

リップはリップバーム2種類とリップスティック2種類の全4種類を展開。いずれもビフィズス菌エキスとホホバオイルを配合し、1回の塗布で長時間潤い、角層バリアを整えて荒れづらい唇に整えるのが特徴です。

中でもプラダを象徴するグリーンカラーが目を引く「リップバームオプティマイジングケア U000」は、日本上陸から不動のNo.1アイテムとなりました。

「リップバームオプティマイジングケア U000」(左)と7月3日より発売された「リップバームブラッシングケア U001」(各本体6,930円/リフィル4,840円)

「リップクリームのように頻繁に塗り直す必要もなく、ピタッと密着してくれるので、リップを上から重ねても色が薄まったり滑ったりしてしまうこともありません。縦ジワの目立たないシアーな唇に仕上がるので、男女ともに人気のリップバームです」

そんな、大人気のリップバームから7月3日に登場したのが、ブルーのバームが唇にのせるとpHにあわせてピンク色に変化する「リップバームブラッシングケア U001」と鮮やかに色づくツヤ仕上げの「リップバームオプティマイジングケア」カラータイプ3色です。

「リップバームブラッシングケア U001」(本体6,930円/リフィル4,840円)と「リップバームオプティマイジングケア U010,U011,U013」(6,930円)

6月19日より行われた先行発売で「リップバームブラッシングケア」はわずか2日で完売状態。オンラインでは30分で売り切れになるほど話題になった本リップバームは、pHに合わせて自分だけのピンク色に変化し、ふっくらと艶めく唇に仕上がります。

「『リップバームオプティマイジングケア U000』とは違ったツヤタイプで、自然な血色感で人に合わせて発色するため、こちらも性別問わず人気のあるアイテムです」

2種類のリップスティックには、プラダの象徴的なファブリックが表現されています。やわらかで上品な輝きの「モノクロームウェイトレスリップカラー (スムースナイロン)」は、プラダのリナイロンからインスパイアされています。

「モノクロームウェイトレスリップカラー (スムースナイロン)」(本体6,930円/リフィル4,840円)

「密着感があるのに重たくないつけ心地の良いリップスティックです。実はチークとしても使えるもので、全16色の中では特にくすみピンクの『B101 ティエポロ』が一番人気のカラーになります」

「B101 ティエポロ」

「どんな肌にもなじみやすくて、上品なツヤ感のあるソフトマットがふわっと優しい雰囲気に仕上げてくれますよ」

一方「モノクロームウェイトレスリップカラー (マットレザー)」は、サフィアーノレザーを思わせる奥深い発色と上品なマットな質感が特徴です。

「モノクロームウェイトレスリップカラー (マットレザー)」(本体6,930円/リフィル4,840円)

「マットが苦手な方が買われるほど、乾燥しづらくなめらかな仕上がりで、私自身もプライベートでいつも使用しています。推しポイントは、とにかく落ちにくい! 休憩になかなか出られずに『取れてしまっているだろうな』と思ったときも全く落ちていなくて、ついていることを忘れるくらいとてもつけ心地が良いです」

「モノクロームウェイトレスリップカラー (マットレザー)」の中で人気のカラーは、「B02 クォーツ」と「B03 マホガニー」なのだそう。

上：「B03 マホガニー」、下：「B02 クォーツ」

「ピンクブラウンの『B02 クォーツ』は海外で人気なのか、指名買いする方も多く見受けられました。冬になるとブラウンレッドの『B03 マホガニー』が人気でしたね。唇の元々の色味が濃い方や、思ったより発色しない方でも、こちらのリップは見たままに発色してくれます」

モダンでありながら、伝統的なイタリアンスピリットが息づくフレグランス

プラダビューティトウキョウでは、フレグランスも充実。プラダがDNAの一つとして受け継ぐ「パラドックス(矛盾)」を反映したアイコンフレグランスの「プラダパラドックス」、肌に溶け合うようになじみさまざまな個性を引き立てる「インフージョンドゥプラダ」、激しいセーリングレースからインスパイアされたフレッシュで爽快感のある「プラダルナロッサ」など、日本に上陸している幅広いのコレクションが一堂に集まります。

インフージョンドゥプラダのラインアップ

池部さんにプラダビューティの中で、個人的な推しアイテムを聞いてみると、意外にもメイクアップアイテムではなくフレグランスでした。

「今年の6月に登場した『インフュージョンドゥプラダジャンジャンブルオーデパルファム』は、ジンジャーとグリーンマンダリンを合わせた少しスパイシーな柑橘系の香りで、ほんのりとベチバーのウッディーの香りも加わることから男女問わず人気なんです。私は暑さが苦手で体調が悪くなってしまうことがあるのですが、この香りを嗅ぐとリフレッシュできて呼吸がしやすくなるんですよね。お客様の中でもお部屋にこの香りを広げたいという声が多いフレグランスです」