11月6日、米マイクロソフトが公式Blogで、モバイルOS向けOfficeに関する刷新を発表した。日本向けの発表はまだだが、すでに日本のアカウントでもiOS用のWord、Excel、PowerPointがダウンロード、インストールできるようになっている。iPad用のOfficeアプリは、米国ですでに公開されていたが、米国アカウントがなければダウンロードすることができなかった。日本マイクロソフトでは、2014年内のリリースを案内していたが、それが実現したかたちだ。プレスリリースも公開されている。
発表内容の要点としては、
- iPhone用にOfficeアプリが提供されたこと
- iPad用のOfficeアプリが刷新されたこと
- Androidタブレット用のOfficeアプリのプレビューが始まり、2015年早期に提供されること
- これまではOffice 365ユーザーに限定されていた編集機能がすべてのユーザーに開放されること
具体的には、iOS用のアプリはユニバーサルアプリとして提供されるようになり、日本のアカウントであっても従来のOffice Mobileアプリを開くと、これらのアプリへのリンクが表示され、それぞれをダウンロード、インストールすることができるようになっている。米国アカウントでインストールしたものがデバイスにある場合は、いったんそれを削除して、日本のアカウントで再インストールするといいようだ。
各アプリで、Microsoftアカウントを追加することで、編集も可能だ。さらに、先に発表のあったDropboxとの連携機能も実装されている。ユニバーサルアプリとなったため、iPhoneでも、単独のアプリとしてWord、Excel、PowerPointが使えるようになった。
また、このBlogにおいて、Android Previewの参加者の募集もアナウンスされている。サーベイページにアクセスし、必要事項を記入して申し込むと、後日、なんらかの連絡があるようだ。なお、登録にはGoogleアカウントが必須となっている。
(山田祥平 http://twitter.com/syohei/ @syohei)