おいしいコーヒーを淹れられるようになってきたら、ちょっと他のことにもこだわりたい。そんなアナタのために、ここではコーヒーに合うお菓子のレシピを紹介する。季節を問わず楽しめる一口サイズの焼き菓子「アマレッティーヌ」だ。
レシピを教えていただいたのは、東京・目黒のカフェ「ル・カフェ・マミィ」。オートクチュールでつくるクッキーをはじめとした焼き菓子が人気のカフェで、サンドイッチやご飯ものといった食事メニューも豊富に揃えている。
通常、焼き菓子というとバターをたっぷりと使ったイメージがあるかもしれないが、ここで紹介する「アマレッティーヌ」は、サラダオイルをバターと同じ分量加えて、軽めに仕上げたもの。さらに、アーモンドのような香りのするリキュールのアマレットをたっぷりと使っているので、風味豊かである。
アマレッティーヌ
材料(ピラミッド型もしくはフィナンシェ型・各1個8gで約75個分)1.常温に戻したバターをボウルに入れてホイッパーで混ぜ、サラダオイル、グラニュー糖も加えて混ぜる。
無塩バター65g / サラダオイル65g / グラニュー糖130g / 全卵3個分 / A(薄力粉110g / アーモンドパウダー20g / ベーキングパウダー3g / 塩少々) / オレンジ果汁30ml / アマレット45g
2.白っぽくなるまですり混ぜたら、常温に戻し溶きほぐした全卵を少しずつ加え、ホイッパーで混ぜる。
3.ふるっておいたAを加えてゴムベラでさっくりと合わせ、オレンジ果汁とアマレットも入れて混ぜる。
4.生地を絞り袋に入れ、型に8gずつ絞り入れたら180℃のオーブンで約20分焼く。
5.焼きあがった生地に刷毛でアマレット(分量外)を塗って、冷ましておく。
お菓子づくりを成功させるための基本ポイント
手順自体はそれほど多くなく、比較的簡単につくることができる。しかし、基本は押さえておきたい。バターと卵は常温に戻しておく、粉類を加えた後は粉気がなくなるまでさっくりと混ぜるといった点だだ。さらには、製菓全般にいえることだが、計量もしっかりとしておきたい。「お菓子づくりは計量が命」とはよくいったもので、たった3g違うだけで味がブレてくる。カンタンなレシピほど、計量が大切になってくるので気をつけよう。
また、分量に合った大きさの器具を使うのも見落としがちだが大切なポイント。必要以上に大きいボウルを使うと、混ぜすぎになることが多く、生地が膨らまないなどの失敗につながってしまう。しかし、逆にいえば基本さえ押さえておけば、お菓子づくり初心者も今回のレシピはおいしく仕上げることができる。
クリームたっぷりのあまぁ~いお菓子もいいけれど、風味を楽しむ焼き菓子で大人のコーヒータイムを楽しんで。
撮影: キミヒロ