3人の男の子を育てるユウさんが、妻の妊娠をきっかけに、だんだんパパへと成長していく過程を思い返しながらつづる、本連載。第71回は「もしも息子がいなかったら」です。
子育てもずいぶん落ち着いてきて、少し余裕が出てきた頃の話です。
夕方に迎えにくるはずの義母が、午前中からやってきました。
義母が気を使ってくれ、ヒー君を早く迎えに来てくれたのです。
ヒー君が生まれて、分からないことだらけの初めての子育てをしながら、バタバタと過ごしていたので、二人だけの時間は本当に久しぶりでした。
いざ急に時間ができると何をしていいか分かりません。
用事を済ませた後は、二人で外食。普段はヒー君がいるのでゆっくり食べれないこともあり、久しぶりにコース料理の出るお店に行ったのですが……。
話題はヒー君のことばかり。生まれてから我々の生活の中心にはヒー君がいる。二人だけで過ごして、そのことを改めて実感しました。
食事を早々に切り上げて、ヒー君を迎えに行くことに。数時間会わないだけで、二人ともなんだかもうヒー君に会いたくて仕方がなくなっていたのです。
大変なことはたくさんあるし、これからもいろいろあると思うのですが、もうヒーがいない生活は考えられない……。私も妻もそう感じた一日でした。
ユウ
男の子3人のパパ。不器用なので、いろいろな失敗を繰り返しながらも、フルタイムで働く妻とともに仕事・家事・育児に奮闘中。3人育てていると少しずつ、家事・育児のコツが分かってきた? 気がします……。
自身のブログ「不器用男の子育て日記123」で育児漫画を更新中。